こんにちは!
今の時期は台風が発生したりで日用品や食品の買いだめも多くなってますね。
それでなくても10月1日の増税に合わせてAmazonでもCMなどでまとめ買いをうたってますよね。
先だ先だと思っていた税制改正まで一ヶ月をきり消費者は商品の価格を気にする時期かなと思いますが、Amazon出品者は他に気にしないといけない値上げがありますよね…。
2023年3月1日のセラーセントラル新着情報にて、FBA手数料とAmazon販売手数料の改定が行われました。この記事ではFBA手数料の改定について徹底解説します。
FBA手数料・販売手数料の値上げ
そう!FBA手数料です!!
もう何回目って感じですね…。
正直2月に一回上がっているので、もしかしたらその時増税分見越してたんじゃないかと思ってたりもしましたがきっちりあげてきましたね笑
ほぼほぼ今までのFBA手数料に含まれていた消費税8%分が10%分に変わっただけっていう感じです。
しかし今回は結構大切な部分である「FBA返送手数料」や「小型軽量商品プログラム手数料」なども上がっています。
こちらは一度確認しておくことが必要ですね。
手数料見直し前と後の比較図をおいておきますので、こちらでご確認をお願いいたします。
FBA配送代行手数料
標準サイズであれば最大15円の値上げです。配送料は(プログラム手数料)は、商品1点にあたり15円引き上げです。
- 標準-2a(40cm以下): 商品1点あたり434円
- 標準-2b(50cm以下): 商品1点あたり465円
- 標準-2c(60cm以下): 商品1点あたり485円
代わりに購入者返品手数料は廃止されました。
返送手数料
小型・標準サイズであれば51円→52円へ、大型サイズは103円→105円へ値上げです。
小型軽量商品プログラム手数料
各サイズ2~4円値上げされます。
その他手数料の変更点
また今回はFBAだけでなく
「月間登録料」と「販売手数料」も注意が必要です。
こちらは地味に見逃しがちだと思います…!
月間登録料
月間登録料に関しては大口出品者であれば
4,900円(税抜き)+消費税10%
が適用されます。
販売手数料
また販売手数料(1点あたり注文成約時にAmazonへ支払う手数料)については
販売価格×カテゴリー手数料(販売手数料率)+消費税10%
の計算式となります。
そのため例えば5,000円の商品が注文につながったとしたら
そこにカテゴリー手数料率がかけられます。
そのためカテゴリー手数料率を15%と仮定して計算すると…
5,000円(税込みの商品販売価格)×15%(カテゴリー別)+10%(消費税) となります。 |
※軽減税率対象であれば8%のままなので変わらないですね!
カテゴリー手数料率
ちなみにカテゴリー手数料も一部カテゴリーに改訂の動きがはいっていますね。
Amazonによると品揃えの増加を狙い2019年9月1日から2021年2月28日(仮)の期間限定で
すでにカテゴリー手数料の引き下げが行われています。(2019/9/1~)
対象カテゴリーはこちらです。
・ビューティ、食品&飲料、ドラッグストア
→売上合計が1,500円以下の商品の販売手数料率を、10%から8%に引き下げ 売上合計が1,500円を超える商品については、引き続き10%の手数料を請求 ・ベビー&マタニティおよびペット →売上合計が1,500円以下の商品の販売手数料率を、15%から8%に引き下げ 売上合計が1,500円を超える商品については、引き続き15%の手数料を請求 ・家具 →売上合計が20,000円を超える商品は、販売手数料率を15%から10%に引き下げ 売上合計が20,000円以下の商品には、引き続き15%の販売手数料を請求 ・ジュエリー →売上合計が10,000円を超える商品は、販売手数料率を15%から5%に引き下げ 売上合計が10,000円以下の商品には、引き続き15%の販売手数料を請求 ・腕時計 →売上合計が10,000円を超える商品は、販売手数料を15%から5%に引き下げ 売上合計が10,000円以下の商品には、引き続き15%の販売手数料を請求 |
また手数料引き下げとは別に、全てのカテゴリーを対象に最低販売手数料も設定されました。
つまり商品価格とカテゴリー手数料によって販売手数料も変わると思いますが
販売手数料は最低でも30円、それ以上下がることはないですよということです!
つまり…
190円(販売価格)×15%(カテゴリー手数料)で計算を行うと本来であれば販売手数料は28.5円ですが 30円以下には下げないので30円の販売手数料が請求されます。 |
まあ200円未満の出品もなかなかないとは思いますが、確認が必要ですね。
その他ピンポイントのカテゴリーにはなりますが腕時計カテゴリーに関しても
「並行輸入品および逆輸入品に対する専用の販売手数料」が廃止となっています。
最近は腕時計などファッションカテゴリーの商品も増えてはきているので、
該当する出品者様やこれから出品を考えている出店者様はご注意くださいませ!
FBA手数料に関するよくある質問
最後にFBA手数料に関するよくある質問を紹介します。
- AmazonのFBA手数料には消費税も含まれますか?
- FBAで海外発送すると消費税は免除される?
- AmazonのFBA手数料のインボイス対応はどうれすばいい?
AmazonのFBA手数料には消費税も含まれますか?
AmazonのFBA手数料にも消費税がかかります。以前は消費税はかかりませんでしたが、2015年の税法改正により基本成約料や月額登録料・販売手数料・カテゴリー手数料を含む手数料が課税対象となりました。
したがって、現在ではFBA手数料の消費税が売上金から引かれています。
FBAで海外発送すると消費税は免除される?
FBAで海外配送をすると日本の消費税は免除されます。FBA手数料は海外で生じたコストであるため、日本の消費税の対象にはなりません。
ちなみに米国Amazonでは、2022年4月28日より、燃料高とインフレにより5%の追加料金がFBA手数料に適用されています。
まとめ:FBA手数料の消費税の仕組みまで理解しよう
手数料でも引き上げられたものもあれば引き下げられたものも…。
Amazonも必死にバランスを取ろうとしてくれているんだろうなっていうのがわかりますね…笑
税制改正まで1ヶ月を切り、どんな影響が出るか不安な出店者様もいるかと思いますが
今後も社会や出店者の声に合わせAmazonでも色々と調整や改訂を続けて頂き、より出店者も購入者も使いやすいモールにしていってほしいです。