Amazonでは多種多様な商品を出品できますが、商品カテゴリーによっては出品制限によって「出品許可申請」を必要とするケースがあり、その内容も非常に複雑です。そのため、自社で扱う商品についてどのように許可申請して制限を解除したらいいのか、戸惑われることもあるでしょう。
このページでは、Amazonの出品許可申請について、できるだけ分かりやすく、かつ詳しく解説します。
Amazonで出品制限ありの商品カテゴリーと、制限を解除するための出品許可申請についてのルールを把握し、安全なアカウント運用で収益を伸ばしていきましょう。
\ 売上改善企業は80%以上! /
料金 | 実績 | 対応力 |
---|---|---|
- Amazon運用代行の依頼はサイバーレコードがおすすめ
- 「企画」「制作」「運営」全てをワンストップで支援可能
- 多様な要望に応じて売上アップを全力でサポートします
\お取り組みは300社を突破!/
Amazonの出品許可申請とは?
Amazon出品では、一部のカテゴリーやブランド商品を出品するにあたって出品許可を求められることがあります。
出品制限ありの商品をAmazonで出品する場合、制限解除のためにセラーが行うのが出品許可申請です。
偽物や不正に入手した物品等の出品を防ぎ、購入者が安心してAmazonでのショッピングを楽しむために、Amazonが必要と判断した商品に対して出品許可が必要となります。
どのような商品で出品許可申請が必要なのか、具体的なカテゴリーをチェックしておきましょう。
出品許可申請で出品制限の解除が必要な商品カテゴリーは?
Amazonでは、出品許可申請が必要な商品が様々に指定されており、その内容も随時更新されています。
これまで申請などせずに販売していた商品が、ある日突然、出品許可申請が必要な商品に分類される可能性もあるのです。まずはこの点を押さえておきましょう。
Amazonの出品許可が必要な商品としては、大まかに以下の3つの分類があります。
- リコールと商品の安全性
- 制限対象商品
- Amazonブランド登録
これらの分類ごとに、さらに多くの商品カテゴリー等が設定されていますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
リコールと商品の安全性
Amazonで「リコールと商品の安全性」として指定されている商品については、書類を提出し、審査を通過しなければ出品できません。
「リコールと商品の安全性」で指定されているのは、以下の商品です(2022年12月時点)。
カテゴリー | 「リコールと商品の安全性」で書類審査が必要な商品 |
---|---|
玩具 | 子ども用ジュエリー フィンガースピナー 透明インクペン スクイーズ玩具 磁性パテ 磁気ビルディングタイル 発射型のおもちゃ 組合せおもちゃ アウトドア用おもちゃ |
乳幼児・子供用品 | 抱っこ紐 園児・学童用傘 ベビーカー用扇風機 ベビーカー 歩行器 二段ベッド |
防災・安全保護用品 | 防煙マスク、防毒・防塵マスク 防災警報器、感知器 一酸化炭素警報器 消火器 墜落制止用器具 |
家電製品 | 直流電源装置(ACアダプアター、充電器) リチウムイオン蓄電池 照明・電灯 暖房器具 調理家電 理容家電 一般家電 |
生活用品 | 湯たんぽ 石油ストーブ 珪藻土製品 |
レジャー関連製品 | ポータブル電源 ポータブル電気冷蔵庫 登山用ロープ(身体確保用のものに限る) ドローン製品 LEDヘッドライト トランシーバー |
車・バイク・自転車関連製品 | カーバッテリー充電器 車&バイク用ポータブルジャンプスターター 自動車用ジャッキ チャイルドシート / 子供用シートベルト バイク用ヘルメット 自転車用ヘルメット 電動パーソナルモビリティ(Eモビリティ)機器 |
レーザー発光製品 | レーザー付放射温度計 レーザー距離計 レーザーポインター |
化学製品 | ペイントストリッパー |
ガス器具関連製品 | カートリッジガスこんろ ガスストーブ |
家電では、さらにサブカテゴリーで各種商品の指定があります。
家電商品のサブカテゴリー | 「リコールと商品の安全性」で書類審査が必要な商品 |
---|---|
直流電源装置(ACアダプアター、充電器) | ACアダプター 電動工具、家電用バッテリー充電器 電子楽器用ACアダプター ノートパソコン用/スマートフォン用アダプター 延長コードセット スマートプラグ製品 |
リチウムイオン蓄電池 | カメラ用リチウムイオンバッテリー モバイルバッテリー / パワーバンク 電動工具、家電用互換リチウムイオン蓄電池 ノートパソコン用/スマートフォン用バッテリー |
照明・電灯 | ストリングライト シーリングライト LED電球 LED投光器 |
暖房器具 | 電気カーペット 電気ヒーター 石油ファンヒーター |
調理家電 | トースター ホットプレート ミキサー、ジューサー 電気コンロ 電気圧力鍋 電磁調理器 |
理容家電 | ペット用ドライヤー ペット用バリカン 脱毛器 ヘアドライヤー、ヘアアイロン 美顔器 バリカン |
一般家電 | 扇風機 空気清浄器 加湿器 除湿器 電気掃除機 スチームアイロン シュレッダー UVC製品 トランスミッター 無線LANデバイス ワイヤレス充電器 ワイヤレススピーカー ホームカメラ ジャマー |
「リコールと商品の安全性」の対象商品についての最新情報や商品ごとの情報は、以下のページでご確認ください。
出品制限対象商品
Amazonの制限対象商品は、それぞれに出品可能な商品もありますが、出品が禁止・制限されている商品もあります。Amazonで制限対象となっている商品のうち、出品可能な商品を取り扱う場合でも出品申請が必要です。
Amazonの制限対象商品は、以下のカテゴリーで指定されています。
- 酒類
- 動物関連商品
- 自動車
- 通貨、硬貨、および現金同等品
- 医薬部外品および化粧品
- 栄養補助食品
- 医薬品
- 武器および関連商品
- 食品&飲料
- アダルト商品
- 不快感を与える商品
- Amazonデバイス、修理・メンテナンス用アクセサリ
- 電化製品・電子機器
- レーザーポインターおよび関連商品
- 医療機器の取り扱い(マーケットプレイス出品者用)
- 盗難品およびピッキングツール
- 医療機器および関連商品
- 植物、植物製品、種子
- リコール対象商品
- タバコおよびタバコ関連商品
- その他
- 化学物質、農薬および肥料
- リサイクル家電
これらの出品は法令に従うのはもちろんのこと、Amazonのポリシーにも従う必要があります。このリストも随時更新されていますので、こまめにチェックすることをおすすめします。
Amazonブランド登録
Amazonで、自社のブランド商品を販売する際にブランド登録をしておくと、権利侵害となるような出品を排除するなど、ブランド保護に役立ちます。
自社製品をAmazonでブランド登録するためには、「Amazon Brand Registry」に登録する必要があります。
Amazon Brand Registryについての詳しい解説はここでは割愛しますが、ブランド登録している商品は、第三者による不正な出品を未然に防ぐことが可能です。
詳しくは、以下のページでご確認ください。
Amazonでブランド登録されている商品をほかの出品者が出品する場合には、ブランド名の出品申請が必要で、要件を満たす請求書等の書類を提出する必要がありますので注意しましょう。
ここまでAmazonで出品許可申請が必要な商品をまとめて紹介しました。
ここでの詳細説明は割愛しますが、ほかにも「Made in Italy」「Amazon限定商品」「ストリーミングメディアプレーヤー」などでも出品許可申請の手続きが必要です。
Amazonで出品許可申請が必要な商品情報は随時更新されており、新たに商品等の追加や削除が行われています。現在は出品許可申請の対象になっていなくても、今後対象となることもあるので、こまめにチェックしておきましょう。
Amazonで収入を得るためには、まず商品を出品する必要がありますが、取り扱う商品によっては、Amazonでの出品が禁止されていたり、ここまで解説したように出品許可申請が必要だったりする場合もあります。
取り扱いしたい商品については、事前にAmazonでの出品が可能か確認しておくことをおすすめします。
Amazon出品でECサイトビジネスを成功させるためのマーケティング施策など、お悩みがあればECサイト運営代行会社にお気軽にご相談ください。様々な企業様のAmazon出品をサポートしてきた実績を踏まえ、ショップごとのお悩みに最適な改善策をご提案いたします。
Amazon出品申請の必要書類は?
Amazonの出品申請で必要となる書類は申請を行う商品等によって異なりますが、多くの場合、下記の内容に沿ったメーカーまたは卸業者が発行した請求書が1通以上必要となります。
商品の購入に対してメーカーまたは卸業者が発行した請求書1通以上
Amazon Seller Central
書類は以下の要件を満たす必要があります。
□180日以内
□出品用アカウントの情報と一致する名前と住所を入力すること
□メーカーまたは販売業者の名前と住所が含まれていること
□合計10点以上の購入を表示
□価格情報は省略可
□申請時の書類に記載された商品の取引業者に連絡して、提出された書類を検証する場合があります。
以前は請求書でなくとも、店舗で購入した際の一般的なレシートでも通過するといったこともありましたが、現在は基本的には請求書が必要となります。
Amazon出品許可申請のやり方
Amazonで出品許可申請を行う場合の、実際の操作手順を見ていきましょう。
ここでは、ブランド登録済みの商品を出品するケースでの出品許可申請方法を解説します。
Amazonセラーセントラルの画面左上にある三本線アイコン(バーガーメニュー)をクリック。
以下のメニュー表示から、①[カタログ]→②[商品登録]メニューを選択します。
続いて、出品したい商品を検索。
該当商品が表示されるので、画面右側にある「コンディションを選択」のタブから出品商品のコンディションを選択します。
続いてコンディション選択欄のすぐ下にある[出品許可を申請]をクリックします。
次のページで①出品許可が必要となる理由等が表示されます。内容をチェックして②[出品許可を申請する]をクリックします。
次に「ブランド名の出品申請」画面になり、①必要書類等が表示されます。すべての要件を満たした書類データの準備ができたら、②でアップロードしましょう。
要件を満たした請求書をアップロードしたら、画面下にある連絡先入力欄に①「Eメールアドレス」と「電話番号」を入力して②[送信]ボタンをクリックすれば、申請完了です。
出品許可申請が完了したら、あとはAmazonからの回答を待ちましょう。申請が承認されれば、出品制限が解除され、問題なく出品できるようになります。
出品許可申請が必要となる請求書の要件については、以下のページもチェックしておきましょう。
→ 請求書承認の要件(Amazon marketplace)
出品許可申請では、商品現物の画像提出を求められることもあります。その際は、以下のページで詳細をご確認ください。
→ 商品のパッケージ画像の要件(Amazon marketplace)
Amazon出品許可申請の日数・時間はどれくらい?
出品許可申請といっても、内容によってその審査の内容や提出書類も異なり、申請が承認または却下されるまでの日数や時間もバラバラです。
1週間ほどで許可されるケースもあれば、3ヶ月、6ヶ月と長期間待たされるケースもあります。
出品申請のステータスについては、セラーセントラルの出品申請ダッシュボードから確認可能で、再審査もここから申請できます。
気長に待つ必要があるので、出品許可申請が必要な場合は早めに手続きを行いましょう。
Amazonの出品許可申請は指示どおりに
Amazonの出品許可申請が必要な商品は、カテゴリーやブランドごとに様々に設定されています。
出品許可申請は大口出品でしかできず、申請書類の提出が必須であるなどハードルが高い分、一般的な商品と比較してライバルも増えにくいというメリットがあります。
Amazonの出品申請には時間も手間もかかりますが、これらの手続きによって商品やブランドの信頼性も高まりますので、必要に応じて対処していくのみです。
Amazonの指示どおりに申請を行い、承認を得て、商品を安心して出品できる環境を整えましょう。
Amazonで売上をアップするためには、商品ターゲットやAmazonのイベントキャンペーンに合わせた戦略や商品ページの作成が有効です。
サイバーレコードでは、商品ターゲットに合わせた戦略をたて、効果的な広告運用を行い、売上アップをサポートします。
Amazonでの成功に向けて、ぜひ弊社のサービスをご検討ください。お客様のニーズに合わせた柔軟な対応と、高品質なサービスをお約束致します。
\ 実績300社突破 !/