amazonは今や世界中で認知されている企業でもありますが、amazonのサービスの1つでもある「amazonビジネス」をご存知の方も多くなってきました。
そんな中、amazonビジネスへの登録を検討しているけど「登録方法がわからない」「注意点も知っておきたい」など思う方も多いのではないでしょうか。
amazonビジネスの登録自体は簡単に行えて、法人と個人事業主の方々が利用可能です。
今回この記事では、amazonビジネスの登録方法を紹介し、amazonビジネス未登録者の方が注意する点も詳しく解説しています。
これからamazonビジネスに登録しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【未登録者向け】amazonビジネスの登録方法
amazonの未登録者が登録する方法を紹介します。
amazonは個人向けサービスと法人向けサービスがありますが、どちらも必要情報の入力など難しい内容ではないので、参考にしてみてください。
登録の流れ
amazonの登録の流れは以下のとおりです。
- ①基本情報の登録
- ②法人事業情報の登録
- ③連絡を待つ
- ④利用開始
上記の流れに沿ってみていきましょう。
①基本情報の登録
まずは基本情報の登録を行いますが、amazonアカウントを作成していない方は、アカウント作成を行いましょう。
amazonビジネス登録ページに行き、メールアドレスを入力します。
法人で利用する場合は、会社のメールアドレスで登録をしておくと良いでしょう。
メールアドレスを入力する際に注意しなければならないのがamazonの個人用メールアドレスを使用するとビジネスアカウントに移行してしまう点です。
個人事業主などで1人で利用している場合は良いですが、会社などの複数で管理する場合は、他のメンバーに購入内容が見られるので個人アカウントにメールアドレスはおすすめしないです。
次に名前とパスワードを入力して「次に進む」を選択します。
②法人事業情報の登録
メールアドレスとパスワードの入力が完了すると会社の情報を入力します。
入力内容は以下のとおりです。
- 担当者氏名
- 会社・機関名
- 代表電話番号
- 住所
- 郵便番号
- 事業形態
- 必要書類(個人事業主のみ)
上記の内容を入力しますが、注意点としては、会社・機関名の欄には「法人として登録されている正式名称」を入力することです。
個人事業主の場合は、商号もしくは代表者氏名でも構いません。
住所に関しても、法人の本社所在地を入力しましょう。
提出書類は個人事業主飲みですが、「開業届出書」「確定申告書」「青色申告決算書」を添付します。
すべての入力が完了したら、「Businessプライム会員登録」と表示されますが、Businessプライムは有料なので、無料のamazonビジネスを利用する方は「手順をスキップする」を選択すると良いでしょう。
③連絡を待つ
最後は審査の連絡を待ちましょう。
登録の流れの①と②が終了したら、「次へ進む」を選択すると申込み内容をamazonが確認します。
3営業日以内に確認は終了しますので、利用開始案内の連絡が来るのを待ちましょう。
④利用開始
amazonからの連絡で「Amazonビジネスへようこそ」とメールが届けば利用開始です。
amazonビジネスへログインを行うと以下の機能を利用できるようになります。
- 他のうユーザーへアカウントを共有して複数で管理する
- 注文の承認ルールや購入額の上限を設定する
- 複数のユーザーで利用可能な共通の支払い方法を追加する
- 注文ごとに発注番号を入力する
上記の機能をうまく利用しながらamazonビジネスを楽しみましょう。
amazonビジネスに未登録の方が把握しておく事
amazonビジネスに未登録の方が把握しておく事は以下のとおりです。
- 登録できる対象者
- 登録に必要なもの(個人・法人)
上記2つを詳しくみていきましょう。
登録できる対象者
amazonビジネスに登録できる対象者は「個人事業主」と「法人」であり、その他の個人の方は登録できません。
amazonビジネスは、名の通り「法人・個人事業主向けに追加対応されたサービス」であるため、一般の個人の方が利用できてしまっては差別化されません。
amazon公式サイトでも「あらゆる業種の調達・購買ニーズに対応する、法人・個人事業主向けEコマースです」と謳っています。
法人の方や、個人事業主として活動している方は確認して利用を検討してみてはいかがでしょうか。
登録に必要なもの
amazonビジネスの登録に必要なものは個人と法人で異なります。
必要書類に不備がある際は登録ができないため、事前に確認しておくことがおすすめです。
個人事業主と法人に分けてそれぞれ詳しくみていきましょう。
【個人】個人事業主の場合に必要なもの
個人事業主の場合に必要なものは以下のとおりです。
- 開業届出書
- 過去2年以内の確定申告書B(確定申告書Aは対象外)
- 過去2年以内の所得税青色申告決算書
- 過去2年以内の所得税青色申告承認申請書
上記の必要書類は個人事業主の場合で、必要書類に不備がないよう準備しましょう。
【法人】法人の場合に必要なもの
法人の場合の必要書類は特にありません。
流れは一般的な通販などの登録と同じ要領です。
会社の正式名称や住所を入力するだけで終了するので、もし不明な情報があれば事前に確認しておきましょう。
amazonビジネスに未登録の方が注意すること5選
amazonビジネスに未登録の方が注意すること5選は以下のとおりです。
- 購入履歴を見られる可能性がある
- amazonプライムとは別のメールアドレスを使用する
- 提出書類を事前に確認する
- ビジネスプライムのみ配送オプションは利用可能
上記4つの注意点を詳しくみていきましょう。
購入履歴を見られる可能性がある
amazonビジネスでは購入履歴を見られる可能性があります。
登録を行う際に、個人用アカウントのメールアドレスを使用してもamazonアカウントからamazonビジネスアカウントに移行することはできます。
ただし、ビジネスアカウントの管理者全員に過去の注文履歴や支払い方法などが見られてしまいます。
アカウント移行の際に購入履歴が見られないか、アカウントに登録するメールアドレスは確認を行いましょう。
amazonプライムとは別のメールアドレスを使用する
amazonプライムとは別のメールアドレスを使用するようにしましょう。
amazonプライムに登録しているメールアドレスで登録を行うと、登録自体はできますが、amazonプライムのサービスを利用できなくなります。
例えば、amazonプライムの登録メールアドレスが「○○○.jp」でamazonビジネスに登録するメールアドレスも「○○○.jp」の場合、サービスの併用ができないため移行先のamazonビジネスのサービスのみの利用になります。
どちらも利用したい場合は、別のメールアドレスを使用して登録を行うようにしましょう。
提出書類を事前に確認する
amazonビジネスに個人事業主で登録する場合、必要書類があり事前に確認しておくことがおすすめです。
提出の際は、登録サイトから添付する方法で可能なので、データで持っておくようにしましょう。
amazonビジネスに登録する際の必要書類は以下のとおりです。
- 確定申告書B
- 開業届出書
- 過去2年以内の「所得税青色申告決算書」
- 過去2年以内の「青色申告承認申請書」
上記4種類の中から1つで良いので準備しておきましょう。
ただし、注意点としては、提出書類とアカウント情報の住所・名前(もしくは屋号)は一致しておかなければならないです。
引越しなどの関係で情報が異なる場合は、「所得税・消費税の納税地の移動に関する届出書」も上記の書類に加えて提出しましょう。
事前に必要書類を確認しておき、登録をスムーズに行えるようにしておきましょう。
ビジネスプライムのみ配送オプションは利用可能
amazonビジネスには有料会員の「Businessプライム(ビジネスプライム)」がありますが、配送オプションはビジネスプライムのみの利用になります。
無料会員のamazonビジネスでは、2,000円未満の注文には配送料が発生するため、注意しておきましょう。
少額の注文を年間通して何回も行う場合は、Businessプライムに加入しておくと配送料をコスト削減できます。
amazonビジネスの未登録者に関するよくある質問
amazonビジネスの未登録者に関するよくある質問は以下のとおりです。
- amazonビジネスアカウントは個人でも作れますか?
- Amazonビジネスは無料ですか?
- amazonビジネスの年会費は?
- amazonビジネスはどれくらい安いですか?
- Amazonビジネスアカウントの会社名はどうすればいい?
上記4つの質問をそれぞれみていきましょう。
amazonビジネスアカウントは個人でも作れますか?
amazonビジネスアカウントは個人(個人事業主)でも作れます。
個人事業主の場合、開業届を出している方という区切りになるので、一般的な個人の方はアカウントを作ることはできません。
amazonビジネスは「法人向けサービス」であるため、個人目的で利用する場合は通常のamazonを利用するしかないでしょう。
Amazonビジネスは無料ですか?
amazonビジネスは無料です。
amazonビジネスには2種類の会員制度があり、無料会員と有料会員が準備されていますので、無料会員の場合は無料で利用が可能です。
有料会員に登録する場合は、登録時に「Businessプライムに登録」などが表示されるため、確認しておきましょう。
無料会員で利用する場合は、Businessプライムに登録の表示をスキップすれば問題ありません。
amazonビジネスの年会費は?
amazonビジネスの年会費は無料会員ならば無料です。
有料会員の場合は、5つのプランに分かれています。
有料会員のプランは以下のとおりです。
DUO | ESSENTIALS | SMALL | MEDIUM | UNLIMITED | |
年間料金(税抜) | 2,227円 | 4,455円 | 12,273円 | 34,364円 | 245,455円 |
ユーザー数 | 1 | 3 | 10 | 100 | |
お急ぎ便 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
累積購入割引 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
購買分析ダッシュボード | × | ○(3参照者) | ○(1設定者+10参照者) | ○(1設定者+100参照者) | ○(2設定者+100参照者) |
上記の表を参考にして検討しましょう。
amazonビジネスはどれくらい安いですか?
一概には言えませんが、amazonビジネスを利用すれば安く買えることもあります。
法人向けサービスなので購入特典などがあり、お得に消耗品を購入できるでしょう。
例えば、オフィス消耗品のペンやテープ、コーヒー豆など半額程度で購入することができます。
また、大量購入割引もあり、購入の際に「数量割引の依頼をする」というボタンを押すと、値下げ交渉が可能になることもあります。
会社などで購入する場合、コスト削減に繋がることもあるので安く買いたい場合はamazonビジネスがおすすめです。
Amazonビジネスアカウントの会社名はどうすればいい?
会社名・連絡先の登録については、以下のルールに従って入力ください。
【会社名の登録】
- 法人の場合:正式な法人登録名称を完全な形でご記入ください
- 個人事業主の場合:屋号または個人名をご登録いただけます
【電話番号の登録】
以下のいずれかの電話番号をご登録いただけます
- 会社の代表電話番号
- ご担当者様と直接連絡が取れる電話番号
正確な情報登録により、スムーズなアカウント運営が可能となるでしょう。
まとめ:Amazonビジネスを利用して購買を効率化させよう
amazonビジネスは未登録者の方でも個人事業主又は法人の方であれば簡単に登録できます。
amazonビジネスを利用して、オフィス用品を大量に購入したり、配送料が無料になったりなどお得な特典があるのも事実です。
個人事業主の方の場合のみ、登録時に必要な書類がありますので事前に確認を行なっておきましょう。
amazonビジネスは法人向けサービスであり、通常のamazonに加えて追加サービスも豊富にあり、支払いを管理できるため会計管理が楽になります。
amazonビジネスの未登録の方はぜひ登録を検討してみてください。