カラーミーショップは誰でも気軽にネットショップを開設できるサービスです。
これからECサイトを運用するか検討している人で、カラーミーショップの利用を考えている人もいるでしょう。
しかし、利用前にはどうしてもデメリットがないか気になるものです。
そこで本記事では、カラーミーショップの実際の評判を交えつつ、デメリットやメリットを解説します。
また、必要な費用や開設方法も紹介するので、導入を検討している人は参考にしてください。
カラーミーショップのデメリット・悪い評判
さっそく、カラーミーショップのデメリットを見ていきましょう。
カラーミーショップのデメリットは次の4点です。
- コードの知識がないとカスタマイズが難しい
- サーバー落ちがある
- 集客力が弱い
- サポートの対応が遅いときがある
コードの知識がないとカスタマイズが難しい
カラーミーショップはHTMLやCSSなどの知識があると、自社ブランドの世界観やユーザビリティに配慮したサイト設計が可能です。
しかし、逆を言えば、コーディング知識がないとカスタマイズが難しいということになります。
外部システムとの連携も豊富ですが、ヘルプページを見ながら行っても難しいという声もあります。
カラーミーショップの「eコマース設定を利用しないGoogleAnalyticsの設定方法」とか、Wordpressより複雑、、ウェブかじってないとチンプンカンプン
(引用:X)
カラーミーショップには慣れてきたが、自分がしてきたコードと違うため、勉強不足を実感している。これからも作りながら学んでいきたい。
(引用:X)
HTMLやCSSなどで入力するといろんなカスタマイズができるが、コードがわからない素人にとってはデザインをカスタマイズするのに限界があるので、簡単に操作できる部分を増やしてほしい。
(引用:ITreview)
上記の口コミのように、コードの知識があってもジャンルが違うと、慣れるまでに多少苦労するようです。
自身が想定しているサイトを開設するには相応の勉強が必要なため、こだわりがあってかつ予算を準備できるという場合は、サイト構築から依頼できる運用代行会社に始めから依頼するというのも良いでしょう。
サーバー落ちがある
カラーミーショップ側も対処しているため、システムトラブルは年々改善されているようですが、それでもサーバー落ちがたびたびあるようです。
カラーミーショップ、サーバー死んでない??
(引用:X)
当店サーバーとカートシステムを利用しているカラーミーショップ側で重めのサーバートラブル発生しており、当店サイトに繋がりにくい状態になっておりますことをお詫び申し上げます。
(引用:X)
最近はあまりないですがサーバーダウンが結構あります。これに関してはカラーミーの母体である某有名サーバー会社の問題かもしれないですが
(引用:ITreview)
メールサーバーにて送受信できない、ショップページが表示されないという不具合が発生するケースもあります。
サーバー関係のトラブルが発生する都度、カラーミーショップは迅速な対応を行っていることは事実です。
しかし、このような事象が起こってしまうと、見込み客を顧客化する機会を逃し続けることになります。
集客力が弱い
これはカラーミーショップだけでなく、どのネットショップにも言えることですが、集客力が弱いため自分で施策を行う必要があります。
Amazonや楽天市場などの知名度があるモール型でも、集客力が多少あれど、最終的には自社で広告やSEO対策などが重要です。
ECサイトそのものと売れるかどうかには直接関係性はないんです。売れるかどうかは商品と露出 の方にあります。需要がある商品を売りたい相手に露出させる。その為には広告・SEO・SNSなど集客施策を回すことが大事
(引用:X)
カラーミーショップだから売れない!これ間違いです。ECサイト構築サービスはたくさんありますが、どのサービスを選んでも集客は「自力」でやらなければ絶対に売れません。大事なのは集客施策。
(引用:X)
集客力が弱く、有料プランに変更しても変わらないと聞くので、デザインなどこだわりがなければBaseでいいかと思ってしまいます。また無料のテンプレートはあまりよくないというかダサいのでそこで有料にもっていくならば、集客力が高まるような機能も同時に追加してほしいです。
(引用:ITreview)
広告を打つだけでなく、X・Instagram・TikTokなどのSNSから集客しているネットショップも少なくありません。
集客を成功させるには、いかに人の目に触れるかが鍵となるため、さまざまな集客対策を積極的に行いましょう。
サポートの対応が遅いときがある
カラーミーショップのサポートは、有料プランになると電話によるサポートもありますが、基本的にはAIチャットとメールがメインです。
そのため、AIチャットで質問して解決できないと分かってからメールを送るため、どうしても解決まで時間がかかります。
サポートが遅くて非常に心配ですね。二日前メール送ったのにまだ返事なし、もし本番運用の時に問題が発生したらすぐサポートもらえないこともリスクとしては考えておく必要が出てきそう。もう少しまってみよう。
(引用:X)
サポートについては、翌営業日はほぼ返答がくるので、急ぎでない案件についてはほぼほぼ満足しています。リアルタイムのサポート(電話やチャット)がないのは若干、マイナスですが、基本的なサポート(メールも翌営業日にはほぼ返ってきます)には満足しています!
(引用:ITreview)
上記のように、返答までに数日かかるケースもあるようです。
サポートが遅いことを加味して最初から有料プランに加入する人も少なくありません。
カラーミーショップのメリット・良い評判
カラーミーショップのメリットは次の3点です。
- 直感的に操作しやすい
- 低コストで運用を始められる
- オリジナル性の高いデザインを作ることができる
一つずつ見ていきましょう。
直感的に操作しやすい
カラーミーショップは管理画面がシンプルで、初めてECサイトを運営する人でも迷うことなく操作できます。
ドラッグ&ドロップ機能を活用して簡単に商品やカテゴリーを追加・編集でき、複雑なプログラミング知識が不要です。
また、テンプレートも多く、デザインのカスタマイズが容易に行えるのもカラーミーショップが人気な理由の一つでしょう。
詳しいことが分からなくても、感覚的に進めていけるので、利用が難しいことはそれ程ないと思います。
(引用:みん評)
無料で使えるテンプレートの種類が多くデザインやレイアウトをサイトに合わせて変更できるのも嬉しいポイントです。
(引用:みん評)
手作りのECショップを構築したい人におすすめします。とにかくインターフェースがわかりやすいので、構築が捗ります。
(引用:ITreview)
実際の評判からも分かるように、直感的な操作性を実現するための工夫が随所に施されているため、カラーミーショップは多くのユーザーから高く評価されています。
低コストで運用を始められる
カラーミーショップは初期費用が少なく、無料で始められるフリープランや、月額4,950円で利用できるレギュラープランが用意されています。
事業規模に合わせたプランを選択できるため、無駄なコストをかけずにショップ運営がスタートできるのです。
リーズナブルなプランも用意されているのでまずは気軽にチャレンジできる体制が整っているのは嬉しいポイントでした。こういったもののノウハウがないので心配な部分があったのですが、導入のガイダンスが丁寧なので戸惑うことはありませんでした。自分のページを作る際のレイアウトやテンプレートのバリュエーションが豊富で自分の好きなようにカスタマイズできるのは良かったです。
(引用:みん評)
利用料がとにかく安く、低コストで導入できるのが良いところです。必要な機能についてはアプリを追加していく方式で、使わなければやめればよいので、そういった意味の自由度が高いです。
(引用:ITreview)
必要最低限なものは揃っていて、月額料金の安さなどを考えると十分な内容だと思います!
(引用:ITreview)
有料プランでも30日間無料の体験ができ、使用感を確かめられるので、自分が利用したい機能をあらかじめ確認できます。
また、前述でもありますがテンプレートや機能数が多いので、デザイン面でも大きな出費を必要としない点もメリットの一つになります。
オリジナル性の高いデザインを作ることができる
カラーミーショップはHTMLやCSSの編集機能が提供されているため、プログラミング知識があるユーザーはさらに細かい部分までカスタマイズが可能です。
これにより、他のサイトとは一線を画す、個性的でブランドイメージに合ったデザインを実現できます。
また、プラグインやウィジェットを活用することで、サイトの機能を拡張し、訪問者にとって魅力的なコンテンツを提供可能です。
自分のページを作る際のレイアウトやテンプレートのバリュエーションが豊富で自分の好きなようにカスタマイズできるのは良かったです。
(引用:みん評)
料金も比較的安く抑えることができ、無料で使えるテンプレートの種類が多くデザインやレイアウトをサイトに合わせて変更できるのも嬉しいポイントです。
(引用:みん評)
10年以上使っていますが、有料の他のASPと比べ安価なのがうれしいポイントです。安いと使いづらかったり、カスタマイズできなかったりするのですが、カラーミーショップはUIもしっかりしており、カスタマイズ性も抜群。お客様もストレスなく購入して頂いているみたいです。今後とも期待したいサービスです。
(引用:ITrevie)
HTMLやCSSの知識がなくても、無料のデザインテンプレートが使えたり、280を超える機能が使えるので安心して利用できます。
カラーミーショップに必要な費用
カラーミーショップの費用や手数料を表にまとめました。
オプションの料金も記載しているので、参考にしてください。
FTPサービス | 550円/月 | 標準機能 |
テンプレートプラス | 550円/月 | 標準機能 |
GoogleショッピングPro | 550円/月 | 標準機能 |
独自ドメイン | ー | 550円/月 |
常時SSL | ー | 1,100円/月 |
メールマガジン | ー | 330円/月 |
有料テンプレート | 22,000円〜(買い切り) | – |
フリープランは初期費用や月額費用が無料なため、利用できる有料機能に制限があります。
また、他の有料プランと比べて、決済手数料が2%以上も高いです。
どのくらいの利益が見込めるのかを確かめる程度であればフリープランでも十分ですが、売れるほどに決済手数料が負担になっていくでしょう。
売上が増えてきたらプランのグレードアップを検討することをおすすめします。
カラーミーショップの開設方法
カラーミーショップでショップを開設するには、大きく分けて3つの手順を行う必要があります。
- ECサイトの作成
- ECサイトの運営準備
- ECサイトをオープン
一つずつ詳細を見ていきましょう。
ECサイトの作成
ECサイトの作成手順は以下の通りです。
- 商品カテゴリーを作成
例えば、フォークであれば「食器」などのカテゴリーを定めます。
- 商品を登録する
商品名・販売価格・在庫数・販売形態を入力し、商品画像を登録します。
- ショップデザインを変更する
ショップのテンプレートを選択し、メインカラーなどのデザインを編集しましょう。
- トップページを作成する
ショップ名・コピーライト(著作権)・ショップからのお知らせを入力し、ショップのロゴ画像を登録します。
上記の手順でECサイトの作成は完了です。
ECサイトの運営準備
ECサイトの作成が完了したら、運営準備を行いましょう。
- 特定商取引法を掲載する
特定商取引法とは、消費者とのトラブルを防止するための法律です。
掲載するにはショップ情報から特定商取引法へ移動し、次の情報を入力します。
- 基本情報:販売事業者・運営統括責任者名・郵便番号・住所・電話番号
- 商品について:商品代金以外の料金の説明・申込有効期限・不良品・販売数量・引き渡し時期
- 支払い・返品について:支払い方法・支払期限・返品期限・返品送料
- プライバシーポリシーを登録する
プライバシーポリシーは、顧客の個人情報を本人の許可なく第三者に開示しないことを宣言するものです。
参考文例が最初から記載されているので、自社の運営方法に合わせた内容に編集して登録してください。
- 配送方法を登録する
次のような内容を設定します。
- 配送種別:クロネコヤマトや佐川など
- 送料請求:送料の請求有無。〇〇円以上お買い上げで送料無料など設定可能
- 送料設定:全国一律・注文金額ごと・送付先ごと・重量ごとに設定可能
- 説明:配送方法に対する説明文を入力
- 決済方法を登録する
代金引換やクレジットカード払いなどを1つずつ登録します。
決済名・決済手数料・わかりやすい説明を入力し、登録します。
これらの4ステップで、ECサイトの運営準備は完了です。
ECサイトをオープン
ECサイトが無事オープンできたら、下記手順で流れや設定を確認しましょう。
- メールの設定
顧客に送信するメールを設定します。
送信できるメールは注文確認・受注・入金・発送などと、顧客が購入してから商品が発送されるまでの過程ごとに設定できます。
- 受注から配送までの流れを確認する
大まかな流れは「受注→注文確認メール→受注メール→入金メール→商品発送→発送メール」です。
各ステップごとに流れを確認しておきましょう。
- テスト購入する
テスト運用で、実際に自社商品を購入してみましょう。
商品をカートに入れ、レジに進むと「テスト運用中です」と表示されます。
送付先情報や配送方法などを入力して購入し、設定したメールが届くかを確認してください。
ここまで進めば、集客施策を行ったり、デザインをより良いものに変えたりして、顧客が商品を購入してくれるまで待つだけです。
カラーミーショップ以外におすすめできるECサイト
カラーミーショップは無料で利用できるフリープランや、デザインテンプレートが豊富にあるなどで、初めてECサイトを運用する人には最適とも言えるでしょう。
しかし、ECサイトの入門としては、モール型ECサイトもおすすめできます。
モール型とはAmazonや楽天市場などの、一つのプラットフォームに複数のショップがあることです。
Amazonや楽天市場は、国内外で多くのユーザーに利用されており、店舗を開設するだけで多くの潜在顧客にリーチできます。
これにより、マーケティングや広告費用を削減しつつ、効果的な販売が可能です。
また、物流、決済、カスタマーサポートなどのインフラが充実しており、これらを活用することで運営の手間を大幅に軽減できます。
そのため、ECサイト運営の初心者や集客に重点を置きたい事業者におすすめできます。
ECサイトの売上を向上させたいならサイバーレコード
ECサイトの売上が伸び悩んでいる、管理・運用にリソースが取られすぎてコア業務が進まないなどの悩みを抱えている人は、サイバーレコードの利用を検討してみてください。
弊社は熟練の技術と豊富な経験を駆使して、効果的なSEO戦略や対策、効率的な広告戦略を実現します。
また、サイトデザインのカスタマイズや機能追加も柔軟に対応し、競争の激しい市場で優位性を確率できるよう、高いクオリティを提供します。
電話での無料相談も行っているので、どんな些細な疑問でもお気軽にお問い合わせください。
カラーミーショップのデメリットに関するよくある質問
カラーミーショップのデメリットに関するよくある質問をまとめました。
- カラーミーで販売できないものは何ですか?
- カラーミーショップの購入方法を知りたい
- カラーミーの退会方法は?
- カラーミーの解約は返金されますか?
カラーミーで販売できないものは何ですか?
カラーミーショップで販売禁止となっている商品は下記の通りです。
- アダルトビデオ・DVD、ヌード写真、アダルトグッズ、ゲームその他の性風俗に関する商品及び成人向け商品全般。
- 賭博、富くじに関連する商品等
- たばこ、ニコチンが含まれる電子たばこ、リキッド
- 商品券、プリペイドカード、印紙、切手、回数券、その他の有価証券等の金券類
- 動物の生体及び生体の一部、生物(ただし、観賞用魚類及び昆虫を除く)
上記以外にも販売できないものがあるので、自社商品が該当しないかをしっかり確認してからカラーミーショップを契約しましょう。
カラーミーショップの購入方法を知りたい
お好みのプランを選択し、支払い方法や契約期間を選択すると購入可能です。
有料プランを選択した場合は、30日間の無料お試し期間が設けられ、その期間が終了して本契約しても、無料期間に作成したショップページはそのまま利用できます。
契約期間は「3・6・12ヶ月」と決まっているため、自身に合う期間を選択してください。
カラーミーの退会方法は?
カラーミーショップを退会するには「アカウント・設定」から「契約・お支払い」に進み「解約手続き」ボタンを選択します。
パスワードを入力して「解約する」ボタンを押すと、退会手続きが完了します。
しかし、契約期間が満了となるまではアカウントは有効の状態です。
期間終了後に退会が完了しているかを確認しておくと良いでしょう。
カラーミーの解約は返金されますか?
カラーミーショップは入金後の解約や返金は対応していません。
契約は何もしないと自動継続されてしまうので、契約金を無駄に支払わないためにも、契約期間をしっかりと確認しておきましょう。
まとめ:カラーミーショップは初心者だけでなく上級者も利用可能
カラーミーショップは、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しているECプラットフォームです。
直感的な操作性と豊富なテンプレートにより、初心者でも簡単に美しいオンラインショップを開設できます。
HTMLやCSSの編集機能もあるため、上級者にとっても魅力的なサービスです。
しかし、サポートが遅い、サーバーが落ちやすいなどといったデメリットがあるのも事実。
自身に合うサービスかをしっかりと確認し、売上を伸ばしていける設計ができるかを吟味しましょう。