楽天ECサイトの制作方法を解説！初心者でも簡単にサイト作成できるツールも紹介

楽天市場は、日本最大級のECプラットフォームです。

認知度が高く利用者も多いため、自社の知名度が低くても売れる可能性が十分あり、多くの企業が楽天でサイト制作しています。
しかし、いざ出店するとなると、何から手を付ければ良いのか分からないと悩む人も少なくありません。

そこで本記事では、楽天のサイト制作の方法を4ステップに分けて解説するとともに、おすすめのサイト制作ツールもご紹介します。

楽天のサイト制作手順を4ステップに分けて解説

楽天でサイトを出店するには、次の4ステップを行う必要があります。

一つずつ見ていきましょう。

①出店申込み

楽天でサイト制作する前に、次の手順で出店を申込みましょう。

プラン選択

楽天では3つの出店プランが提供され、それぞれで費用や利用できる機能が異なります。

プラン名	がんばれ！プラン	スタンダードプラン	メガショッププラン
月額費用（税込）	27,500円/月	71,500円/月	143,000円/月
支払い方法	年間一括払い	半年ごとの2回分割払い	半年ごとの2回分割払い
契約期間	1年	1年	1年
登録可能商品数	10,000商品まで	50,000商品まで	無制限
画像容量	1.5GBまで	100GBまで	無制限
システム利用料	PC：3.5〜6.5％ mobile：4.0〜7.0％	PC：2.0〜4.0％ mobile：2.5〜4.5％	PC：2.0〜4.0％ mobile：2.5〜4.5％

最初は「がんばれ！プラン」で十分ですが、売上が178万円以上になるとスタンダードプランがお得になります。
自社の売上額がどのくらいになるかを想定し、最適なプランを選択してください。

出店申込み

プランを選択したら、出店を申し込むために会社情報や店舗運営責任者情報を入力します。入力事項は以下の通りです。

会社情報	・事業形態 ・会社名 ・本社所在地 ・代表電話番号 ・代表FAX番号代表者指名
店舗運営責任者情報	・店舗運営責任者 ・郵送物等の送付住所 ・連絡先電話番号 ・連絡先FAX番号 ・連絡先メールアドレス ・取扱商材ジャンル

代理での出店申込みは受け付けていないため、必ず本人が申込むようにしてください。

書類審査

出店申込み後、出店審査が行われます。

この時に、次のような必要な書類があるのであらかじめ用意しておくと良いでしょう。

また、個人事業主の場合は住民票や印鑑証明書、実店舗の写真が必要です。

審査が完了するまでは2週間から1ヶ月かかり、不備があるとさらに期間が増えてしまうので、入力内容や書類は完璧な状態かをしっかりとチェックしてください。

②店舗構築

審査が通過したら「RMS」というシステムを活用して店舗構築を行います。

RMSは、受注管理やデータ分析など、ECサイト運営に不可欠な機能が備わった店舗運営システムです。店舗構築は以下のステップで行います。

③開店前審査

店舗構築が完了したら、開店前に審査が行われます。

開店前審査では、住所や代表者などの店舗情報の登録・決済方法・配送方法など、これまでに入力した情報や構築内容を確認し、問題なく開店できるかどうかが審査されます。

開店前審査は2週間〜1ヶ月かかり、審査が集中している時は2ヶ月以上の期間を要するケースもあるので、余裕を持って準備してください。

また、内容に不備がある場合は楽天から修正依頼が届くため、そのたびに対応して再審査を受けましょう。

④ショップオープン

楽天から審査が承認されれば、晴れてショップオープンとなります。

オープン後も、商品の登録や販売促進など、様々な作業が必要です。楽天市場の運営方法をしっかり理解し、ユーザーに愛されるショップを目指しましょう。

楽天のサイトが初心者でも簡単に制作できるツール4選

デザインやコーディング知識に不安を感じる人でも、ツールを活用すると簡単に楽天のサイトが制作できます。

おすすめのツールを4つ紹介するので、参考にしてください。

compass for 楽天市場

HTMLやCSSが不要で、最短30分でページの作成ができるツールです。

実際の店舗運営経験に基づいたノウハウが詰め込まれているため、デザインをほとんど考える必要がありません。

電話サポートでは、機能や操作手順に不明点がある場合はすぐに確認できます。

月額3,278円（税込）で利用でき、2ヶ月間の無料トライアルがあるため、あらかじめ使用感を確かめたい人におすすめです。

Biiino for 楽天市場

Biiinoは、HTMLやデザインの知識が一切不要で、PCとスマホのどちらにも対応したレスポンシブページを簡単に作成可能です。

カスタマイズ性が高く、テンプレートだけに頼らない高品質でオリジナリティのあるページを作成でき、SEO対策までカバーされています。

月額4,378円で、スマホに特化したサービスのSUMAOUを契約している人はより安価な1,078円から利用できます。

EasyPage for 楽天市場

EasyPageは、ドラッグ＆ドロップ操作で直感的にサイトを作成できるツールです。

キャンペーンバナーやレビュー、新着情報などのパーツが自動で更新される機能もあり、運営の手間を大幅に省くことができます。

月額5,500円から利用でき、追加費用なしでショップを追加することも可能です。

そのため、楽天だけでなくYahoo!ショッピングやMakeshopなど、他のプラットフォームへの多店舗展開も容易です。

楽天GOLD

楽天GOLDは、楽天市場が出店者向けに提供する無料のサーバースペースで、トップページを自由にデザインするためには必須のツールです。

HTMLを使用してオリジナルのサイトを作成でき、大きな画像の配置や美しいサイトデザイン、スライドバナーや固定メニューバーなどの動作設定も自由に行えます。

テンプレートは無料から有料まで幅広く、ほとんどのテンプレートが買い切りタイプです。コーディング知識がある人はぜひ活用してみてください。

楽天でサイトを制作するときのポイント

楽天で売れるサイトを制作するには3つのポイントがあります。

詳しく見ていきましょう。

競合相手やユーザーニーズを分析する

売れるサイトを制作するには、売れている競合相手の分析と、ユーザーの視点に立つことが重要です。

競合リサーチを怠ると、自社のビジネスが競合相手に劣る危険があります。

入念にリサーチすることで自社の強みや弱みを発見し、差別化できる要素を洗い出して販促に活かしましょう。

また、顧客満足度を向上させることはリピーターの獲得につながり、継続的な売上に直結します。ユーザーニーズを正確に理解し、それに基づいた商品やサービスを提供することが重要です。

読みやすいサイトを作成する

楽天のサイト制作に関わらず、ECサイト運営における売上向上には、ユーザーからの第一印象とユーザビリティが重要です。

ショップページでは商品の魅力をアピールするため、ブランディングの要となる部分です。
ユーザーは商品ページの情報をもとに購入を判断するため、説明文や画像、動画を活用することで、信頼感を与えるページ作りが求められます。

また、店内を回遊してもらうことで関連商品の購入や客単価の向上が期待できるため、関連商品のアピールや回遊率を高める施策も重要です。
PDCAサイクルを高速でまわし、常にユーザーにとって見やすく魅力的かを模索していきましょう。

スマホに最適化する

ECサイトではスマートフォンの利用が主流であり、楽天市場でも約80%がスマホからのアクセスです。

ページの作成はPCで行うことが多いですが、スマホ表示の確認を忘れると、文字が読みにくい、画像が見づらいなどの問題が発生し、機会損失につながります。

スマホは画面が小さいため、フォントサイズを大きくするか、リサイズして可読性を高める必要があります。スマホ表示を重視して、ユーザーに快適なショッピング体験を提供しましょう。

楽天でサイトをクオリティ高く制作したいなら代行会社がおすすめ

楽天のサイトを高品質にしたい場合、代行会社に依頼することをおすすめします。

代行会社に委託すると費用はかかるものの、時間と労力を節約しつつ、専門的な知識と経験を活かし、戦略的なサイトが制作できます。

特に、サイバーレコードは豊富な実績があり、楽天の特性だけでなくSEO対策やデザインにも熟知したスタッフが対応します。

自社で理想のサイトが制作できない、リソースが割けないといった場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

楽天でのサイト制作でよくある質問

楽天でのサイト制作でよくある質問をまとめました。

楽天のページ作成を依頼するといくらくらいしますか？

ページ作成は、提供している会社やサービスによって価格差が大きく、10〜50万円が相場となっています。

費用が安い場合は、小規模なカスタマイズや基本デザインの提供が主となっており、高額になるほどオリジナルデザインの制作や高度なサイト設計が可能です。

サイバーレコードでは、おまかせプランやデザインプランなど、状況に応じて適切なプランを選択できるよう、さまざまなプランを提供しています。楽天の運営で悩んだら、ぜひサイバーレコードにお問い合わせください。

楽天に法人で出店するにはどんな書類が必要ですか？

法人の場合は、以下の書類が必要です。

• 取扱商材によっては営業許可・資格等の書類（古物取扱、酒類販売、食品営業、医薬品販売等）
• 商材写真
• 登記簿謄本（履歴事項全部証明書）

各書類に捺印する印鑑で、角形・代表者個人の姓のみ・社名が異なる場合は印鑑証明書が必要になるケースがあります。

楽天のオープン審査にかかる期間は？

オープン審査にかかる期間、書類審査にかかる期間はどちらも2週間〜1ヶ月です。

店舗構築に1〜2ヶ月かかることを考えると、全て完了してショップオープンとなるまでは6ヶ月近くかかります。出店には余裕を持って取り掛かることをおすすめします。

楽天のページ作成が無料でできるツールはありますか？

楽天にはRMSという店舗運営システムが備わっています。

ページ作成から決済機能、アクセス分析など、運営をサポートする機能が用意され、メール配信やデータ分析も可能です。
操作方法に不明点があっても年中無休でコールセンターがサポートするため、安心して利用できます。

まとめ

楽天でのサイト制作は、さまざまな手続きや作業が必要で、初心者にとってはハードルが高いと感じることがあるかもしれません。しかし、その分、楽天は強力な集客力と売上が期待できるECモールです。

難しいと感じる場合は、運営代行サービスを視野に入れてみるのも一つの方法です。運営代行を利用することで、サイト制作だけでなく、マーケティング要素やデータ分析も行ってくれるため、より効果的な運営が可能になります。自社で運用できるかどうかも含めて検討してみてみませんか？