Amazon定期おトク便を利用したいと考えている方の中には、「登録方法が知りたい」「送料や仕組みを知りたい」などを考えている方も多いのではないでしょうか。
Amazon定期おトク便は購入者は通常より安く商品を購入でき、事業者はリピーターを獲得できる可能性のあるサービスで、FBAを利用して商品が対象カテゴリーであることが条件です。
今回この記事では、Amazon定期おトク便の仕組みを解説し、事業者のメリットや登録方法・利用条件も解説しています。
事業者の方は、購入者のメリットを理解することでリピーターも獲得できる可能性もあるので、参考にしてみてください。
Amazon定期おトク便とは?
Amazon定期おトク便とは、注文した商品を割引で定期的に自宅などに届けてくれるサービスのことです。
購入者はいつでも商品をキャンセルすることも可能です。
またAmazon定期おトク便を以下の2つの内容に沿って詳しく紹介します。
- Amazon定期おトク便の仕組み
- Amazon定期おトク便の5つのポイント
上記の2つをそれぞれみていきましょう。
Amazon定期おトク便の仕組み
Amazon定期おトク便の仕組みは、購入者がAmazonから定期おトク便で購入した商品は、購入者の指定した期間ごとに商品が購入され届けられます。
1度した注文商品をわざわざ2度、3度と注文しなくても指定した日に商品が届きます。
ティッシュやトイレットペーパー、飲料水などの定期的に購入が必要だけど、忘れがちなものを頼む方にはおすすめのサービスです。
購入のキャンセルも好きなタイミングでキャンセルが可能です。
Amazon定期おトク便の5つのポイント
Amazon定期おトク便は以下の5つのお得なポイントがあります。
- 商品が最大15%割引
- 配送料無料
- 配送スケジュールは自分で設定
- キャンセルも簡単にできる
- プライム会員じゃなくても利用可能
購入者は商品ページにて簡単に申し込める仕様になっています。
- デフォルトは「定期おトク便」が選択されています
- 個数は購入者が選択可能です。
- 配送頻度は1、2、3、4、5、6か月ごとから選べる。
配送のスケジュールも自身で都合の良い日に設定できるので、忙しい方でも利用できます。
Amazon定期おトク便は、ただ定期的に自分の買いたい商品が届くだけでなく、上記のようなお得な還元も受けられます。
Amazon定期おトク便のメリット
Amazon定期おトク便のメリットを購入者と事業者に分けて解説します。
メリットを理解して利用することで、購入者も事業者もお得に利用できるので、参考にしてみてください。
購入者にとってのメリット
購入者にとってのメリットは以下の通りです。
- 5〜10%OFFで商品を購入できる
- プライム会員じゃなくても配送料が無料
- まとめ買いで最大15%OFFになる
- プライム会員なら「紙おむつ」「おしりふき」が15%OFF
上記4つのメリットをそれぞれ解説していきます。
5〜10%OFFで商品が購入できる
Amazon定期おトク便の最大のメリットは、商品を通常価格から5〜10%OFFで購入できる点です。
定期的に商品を購入するため、消費者が安く購入できる仕組みとして採用しているのでしょう。
例えば、2,566円の商品を定期便で購入する場合、5%OFFの場合「2,437円」10%OFFの場合は「2,309円」の割引価格で購入できます。
ごく稀に全く割引が効いていない場合もありますが、定期おトク便を利用するにあたっての追加料金などは発生しません。
なので、購入する場合は直に5〜10%OFFのメリットを受けられます。
プライム会員じゃなくても配送料が無料
Amazon定期おトク便は、プライム会員じゃなくても配送料が無料になります。Amazonは通常だと、1回の注文合計金額が2,000円未満で送料410円掛かります。
プライム会員の場合は配送地域や注文金額に関わらず送料無料ですが、プライム会員になるには月額500円の会費が発生します。
しかし、Amazon定期おトク便では注文金額が2,000円未満だとしても送料は毎回無料です。
ただ、注意しなければならないのは、稀に2,000円未満の注文でも送料410円が計上されることがあります。
Amazon公式に問い合わせると、システムの不具合で410円の送料が計上されたと説明があり、本来は送料無料とのことでした。
基本的には送料無料になりますが、毎回確認が必要になるのも事実です。Amazonの公式も謳っているように、Amazon定期おトク便を利用して送料無料で商品を購入できるのはメリットと言えるでしょう。
まとめ買いで最大15%OFFになる
Amazon定期おトク便は、3種類以上の商品をお買い上げで最大15%OFFで購入できます。
ただ、こちらは条件があり、「3種類以上の商品」を「同一日時」に「同一住所」にお届けで15%OFFで購入可能になります。
例えば、「洗剤」「シャンプー」「トイレットペーパー」をそれぞれおトク便で1ヶ月おきに同時に届くよう注文したとします。
3つの商品はそれぞれに「おまとめ割引」というものが適用され、次回注文(この場合は1ヶ月後)から対象商品だと15%OFFで購入できます。
日常的に買う商品が15%OFFで購入できるのは大きいメリットですね。
プライム会員なら「紙おむつ」「おしりふき」が15%OFF
プライム会員がAmazon定期おトク便を利用すれば「紙おむつ」と「おしりふき」が無条件で15%OFFで購入できます。
Amazon定期おトク便で購入する際は、種類やメーカー問わず15%OFFが適用されるので、子育て家庭やこれから子育てをする家庭はかなりお得です。
3種類以上の購入時に適用される「おまとめ割」とは異なるシステムなので、まとめ買いする必要もないです。
また、定期おトク便はいつでも解約可能なので届いた商品を定期購入したくない場合は解約しても構いません。
Amazon定期おトク便を利用し15%OFFで、紙おむつやおしりふきを購入するとお得です。
事業者にとってのメリット
Amazon定期おトク便を利用する事業者にとってのメリットは以下の通りです。
- リピート購入で定期的な注文を獲得
- 販促で認知度と購入意欲を高められる
上記2つのメリットをそれぞれみていきましょう。
リピート購入で定期的な注文を獲得
Amazon定期おトク便を利用して商品を出品すれば、リピート購入が期待でき、定期的な注文を獲得しやすいです。
定期おトク便は、名の通り定期的な購入を消費者が行うので、事業者(出品者)は定期的な注文を受けられます。
例えば、出品している商品が「ティッシュ1セット6箱」が1,000円で定期購入されれば2ヶ月に1度注文を獲得できます。
注文者の数が増えれば売上も上がるでしょう。
定期購入者の獲得、定期注文の獲得は事業者にとって最大の課題解決にもなります。
販促で認知度と購入意欲を高められる
Amazon定期おトク便では、事業者は販促で認知度と購入意欲を高められます。
定期購入される分、消費者からの認知度も上がり、リピーターを獲得できれば購入意欲が高まります。
商品を購入してもらう施策をしっかり行うことで売上拡大に繋がるでしょう。
主な施策とは、10%OFFなどの割引です。
割引をしている商品ほど消費者が目をつけやすく購入意欲も高まりますが、注意しなければいけないのは、5%OFFや10%OFFなどの差額は事業者(出品者)の負担になります。
割引は事業者に負担が掛かる分、購入意欲を高められるので事業者にとっても定期おトク便のメリットとも言えるでしょう。
Amazon定期おトク便の登録・利用条件
Amazon定期おトク便の登録と利用条件は以下の通りです。
- FBA出荷である
- 商品が対象カテゴリーである
上記2つを詳しくみていきましょう。
①FBA出荷である
Amazon定期おトク便を事業者(出品者)として利用する場合は、FBA出荷であることが条件です。
FBA出荷とはAmazonの配送サービスを使って販売をする仕組みで、わかりやすく言えばAmazonが配送代行をしてくれるプログラムです。
FBAは事業者の商品の配送や保管など全てをAmazonに任せられるので、事業者は労力を減らして効率的にビジネスを成長させられるのです。
FBAには事業者に手数料がかかり、手数料を支払うことで利用できます。手数料は以下の6つです。
- 在庫保管手数料
- 長期在庫保管手数料
- 配送手数料
- 納品不備受領作業手数料
- 返送/所有権の放棄手数料
- 購入者返品手数料
上記6つの手数料がありますが、全てが掛かるわけではなく事業者ごとに変わります。
詳しい金額が知りたい方はAmazon公式コストシュミレーターを使って金額を割り出しましょう。
②商品が対象カテゴリーである
Amazon定期おトク便を利用し出品する場合は、販売商品が対象商品であることが条件です。
対象商品カテゴリーは多くあり、条件をクリアしているかどうかはAmazonが自動で判別してくれます。中には対象外の商品もありますが、クリアしていれば商品が自動でピックアップされる仕組みです。
補足:Amazon定期おトク便の管理方法
Amazon定期おトク便の管理方法は以下の方法で管理ができます。
- 登録条件を満たした商品の確認
- SKU検索
- 商品を選択して一括登録
- 注文ステータスによる表示と並び替え
- 商品に対するクイックアクション
上記の5つは、ダッシュボードを利用して簡素化し管理できます。欠品のある商品や、在庫が少ない商品には自身からアクションを起こせるので管理しやすいでしょう。
Amazon定期おトク便にまつわるよくある質問
Amazon定期おトク便にまつわるよくある質問は以下の通りです。
- Amazon定期おトク便の送料は購入者と事業者のどちらが負担する?
- Amazon定期おトク便が解約・キャンセルされることもある?
- Amazon定期おトク便に登録できない商品もある?
上記3つの質問をそれぞれみていきましょう。
Amazon定期おトク便の送料は購入者と事業者のどちらが負担する?
Amazon定期おトク便の送料は、事業者が負担する割合の方が多いでしょう。
定期おトク便の送料は、1回の注文合計金額が2,000円以上の場合は送料が無料になるなど、条件が設定されていますが購入者の負担が少ないです。
一方事業者側は、商品を自社で発送するかFBAを利用してAmazonに発送を任せるかによって変わります。
基本的には、Amazon定期おトク便の送料は事業者が負担することになるでしょう。
詳しくはフルフィルメントbyAmazon(FBA)を確認しましょう。
Amazon定期おトク便が解約・キャンセルされることもある?
Amazon定期おトク便が解約・キャンセルされることはあります。
Amazon定期おトク便は、購入者の都合やタイミングで定期便をキャンセルすることが可能なので、期間縛りでの購入などはありません。
ただし、商品の出荷準備が完了しているタイミングでのキャンセルは次回出荷分からがキャンセル対象です。
Amazon定期おトク便に登録できない商品もある?
Amazon定期おトク便には登録できない商品もあります。
Amazon定期おトク便の対象カテゴリー外の商品はAmazonの自動判別により、除外されるからです。
全ての出品者が登録できる商品もあれば、大口出品アカウント限定の商品、出品許可が必要なカテゴリーもあります。
著作権や商標、特許などで保護されている商品を販売できるのは、法的な所有者もしくは正規再販業者飲みです。
登録に制限のないカテゴリーもあるので、詳しくはAmazon公式商品カテゴリーで確認しましょう。
まとめ:事業者はAmazon定期おトク便でリピーターを増やそう
Amazon定期おトク便を利用して、リピーターを増やして収益を安定させましょう。
Amazon定期おトク便では、購入者は定期的に商品を購入する仕組みを利用し、都合の良い日時に商品が届き、通常より5〜10%OFFで購入できます。
つまり、購入者は日用品のティッシュやトイレットペーパー、飲料水など日頃使うものを定期購入する傾向にあります。
出品した商品が定期おトク便で購入されると購入者が指定した期間ごとに購入されるので安定して収益をあげられます。
購入者のリピーターを増やしていくことで、定期購入の数も増えて収益も安定するでしょう。
Amazon定期おトク便のポイントを最大限に活かしてリピーターを増やしていきましょう。