楽天市場店を登録する際に見落としがちな全商品ディレクトリIDとタグID。
登録をしっかり行うことでユーザーの取りこぼしが減り、コンバージョンが上がります。
結果、売上げアップにつながる要素となります。
今回はその全商品ディレクトリIDとタグIDについて紹介を行います。
全商品ディレクトリIDとタグIDの違い
全商品ディレクトリIDとは楽天市場のジャンルのこと
商品をジャンルごとに分けてユーザーが探しやすいようにしているのが「全商品ディレクトリID」です。全商品ディレクトリは最大5階層で、商品は、末端の全商品ディレクトリにのみ登録することが可能です。
ユーザーの多くは検索やジャンルから目的の商品を探しでいます。
誤ったジャンルを指定していた場合ユーザーに見つけてもらうことが難しくるだけではなく、商品登録ガイドラインにも違反することとなり減点対象となる場合があるため注意が必要です。
例えば、商品がお酒の場合ジャンルを「日本酒・焼酎」・「ビール・洋酒」以外の「水・ソフトドリンク 」など別のジャンルにした場合減点対象となります。
登録するディレクトリは妥協をせず適切なジャンルを選びましょう。
タグIDは追加要素
ジャンルに加え、商品に新たな情報を追加したのが「タグID」です。
タグはひとつの商品につき最大32個まで登録することが可能です。商品登録時に必要な情報の「タグ」を設定するこでユーザーが欲しい商品を検索する際により購入希望商品近い商品を絞り込むことができます。
タグIDを使用した場合・しない場合
例として、カニの中でも「紅ズワイガニ」を商品登録したとします。
2018年4月末現在、タグを使用せずに「紅ズワイガニ」を検索した所(検索「紅ズワイガニ」+ジャンル「カニ」)、452件の登録がありました。
しかしタグ「紅ズワイガニ」でしぼると224件。約半分もの商品でタグの登録ができていないようです。
ということは、きちんと「紅ズワイガニ」タグを登録したほうが競合が少なくなりよりユーザーに見つけてもらいやすくなるという事になります。
全商品ディレクトリIDとタグIDの登録方法
全商品ディレクトリIDの登録方法
楽天RMSで商品登録をする際にディレクトリIDとタグIDも登録できます。
全商品ディレクトリIDのID検索を押します。
すると新しいウィンドウが表示されます。
次に、『「全商品ディレクトリID」検索・設定』の左側[第一階層]から順番に商品にあったディレクトリを選択していきます。
登録はタグIDと共に行いますのでタグIDの登録に移ります。
タグIDの登録方法
『「タグID」検索・設定』からタグの登録を行います。
全商品ディレクトリIDを決めるとタグが選べるようになります。商品情報にあったタグIDを可能な限り選択します。「紅ズワイガニ」でしたら、「紅ズワイガニ」「生産国」「産地」「重量」「冷凍」などが登録出来るでしょう。
タグIDは自動選択済みのタグIDを含めて最大32個まで選択できます。
選択できたら『選択中の「全商品ディレクトリID」・「タグID」で「選択する」』を押します。
登録するIDに迷ったら、楽天の検索で確認してみる
登録するIDに迷ったら、楽天の検索で確認してみましょう。どのようにユーザーが検索して商品にたどりつくのかがわかればIDも決まってきます。
また、他の店舗を参考にする方法もあります。
登録できるIDが少ないと思ったら楽天に要望を出してみる
ディレクトリIDやタグIDは楽天に要望を出す事ができます。
RMSメインメニュー >店舗設定 >4 基本情報設定
「拡張サービス一覧 > 各種申請・設定変更」のコーナーに「全商品ディレクトリ・タグ改善要望」
IDが少ないと思ったら思い切って要望を出すのも一つの手です。
商品登録時にエラーが出て登録ができない
商品を一部修正した際に登録ができない場合があります。もろもろ要因はあると思いますが、楽天によるディレクトリIDやタグの変更が行われている可能性もあるのでチェックが必要です。楽天でディレクトリIDやタグIDが変更された場合、「楽天からの重要なお知らせ」に掲示されているので、この情報を見逃さないようにしましょう。
タグIDなどの登録は小さなことですが、最初の登録をしっかり行いこまめに確認をする事でユーザーの取りこぼしを減らし、売上げアップにつながる要素となります。