Amazon運用している方の中には「セッション数はあるけれど、購入に繋がっていない。」とお悩みを抱えている店舗様もいらっしゃるのではないでしょうか?
それ、もしかるすとレビューが付いていないことが原因かもしれません。購入に繋げるには、商品の魅力や良さを伝える必要がありますが、商品ページに記載している商品説明だけでは伝わりにくいこともあります。
そこで、今回お話したいのが「レビュー施策」です。購入に繋げる施策として商品紹介コンテンツなどがありますが、お客様の生の声を反映できるレビューの方が購入者の購入意欲に強く影響すると考えられます。
Amazonでレビューを促進する方法として主に以下があります。
- レビューをリクエスト
- 早期レビュープログラム
- メールや同梱物でレビューを依頼する
レビューがつくことで、購入が増えSEOの向上にも繋がって行きますから、レビュー施策はぜひともやっておきたい施策の1つです。
それでは、この記事ではAmazonレビュー施策について説明していきます。
Amazonレビューを促進させる5つの方法
まずはAmazonのレビューを促進させる4つの方法について解説します。
- レビューをリクエストする
- 早期レビュープログラムを利用する
- メールでレビューを依頼する
- 同梱物でレビューを依頼する
きちんと対策すればAmazonレビューをもっと獲得できるので、しっかり確認して実践してみましょう。
レビューをリクエストする
レビューリクエストは注文履歴から送ることができるレビュー促進方法の1つになります。
購入から5~30日間の間で購入者へレビューリクエストを送ることができ、手数料は無料です。
注意点としては、購入後Amazonからも自動でレビューを依頼するメールが行くので、購入直後にレビューをリクエストしてしまうと購入者にしつこく依頼を送ることになります。
こうなってしまうと、購入者からはレビューを急かされていると思われ、レビューを書いてくれなくなってしまう可能性があるので、様子を見て送るようにしましょう。
また、「レビューをリクエストする」を使う場合は、ボタンを1つ1つクリックする必要があり、注文件数が多い店舗だと結構手間がかかります。
ですので、注力商品に絞ってリクエストするのがよいでしょう。
使用方法
・注文管理から出荷済みを選び注文の詳細に進みます。
・画面右上に「レビューをリクエストする」ボタンがありますので、クリック。
・注意文を読んで、問題なければ「はい」をクリックすると、リクエストを送信できます。
(対象期間外の商品、一度リクエストした購入についてはリクエストを送れない旨のメッセージが表示されます。)
早期レビュープログラムを利用する(Amazon Vine)
早期レビュープログラムは、購入者へ特典をつけることでレビューを促すプログラムになります。
また、早期レビュープログラムを使う条件としては以下の2つがあります。
- 手数料は1SKUにつき6,000円
- 登録日から1年経過または早期レビュープログラムを通してレビューを5件取得したら終了。
こちらは手数料がかかるプログラムになるので、SEOが弱い販売したばかりの商品などで使うのがよいでしょう。
注意点としては、購入者に特典がつきますが、必ずしもいいレビューがつくとは限らないことです。レビューを先取りするプログラムAmazon Vineに関しては、以下の記事が参考になります。
設定方法
・広告>早期レビュープログラムへ遷移。
・遷移先のページで右上の欄にSKUを入力し参加資格を確認します。
・参加可能であれば、「プログラムに登録する」ボタンが表示されますので、クリックして登録完了。
メールでレビューを依頼する
メールでレビューを依頼するのも立派な施策の一つです。Amazonのセラーセントラルでは、顧客にメールを送ることが可能です。
「レビューをリクエストする」とは異なり、顧客への直接メールでは文章をこちらで一から考えて送れます。お客様の心を掴む文章が作れれば、少しの手間で格段にレビューが獲得できるようになるでしょう。
注意点があるとすれば、一人の購入者に何度もメールを送らないということです。何度も送ってしまうとスパムと判定される可能性があるためです。
また「高評価を依頼する」や「金銭やクーポン、プレゼントを提供して見返りを求める」などの行為は禁止されています。こうした行為を行うと、最悪の場合、アカウントが停止される可能性があるため、充分にご留意ください。
設定方法
ちなみにメールを送る方法は、以下の手順です。
- セラーセントラルにログイン
- 「注文」→「注文管理」を選択
- 購入者を選択
- 「その他」を選び、メール送信
同梱物でレビューを依頼する
最後が同梱物でレビューを依頼する方法です。Amazonで商品を販売する際に、同梱物にレビューをお願いするチラシやサンキューカードを同梱しましょう。
具体的にはレビューが書けるリンクへアクセスするQRコードを設置したり、再度商品ページへアクセスするURLを設置したりです。
商品に問題があれば悪いレビューがついてしまう可能性もありますが、商品に自身がある事業者であれば効果的な施策だといえます。
Amazonレビュー対策で禁止されていること
Amazonではレビュー促進の施策として、以下の行為が禁止されています。
- 家族や従業員がレビュー投稿する
- 高評価の依頼はしない
- ギフト券プレゼントなどの報酬を与える
レビュー施策で禁止行為をしないよう、それぞれしっかり確認しましょう。
家族や従業員がレビュー投稿する
家族や従業員に対して自社の商品やサービスに対してレビューを投稿させる行為は、Amazonのレビュー対策で避けるべき重要なポイントの一つです。利害関係がある者がレビューを書くことにより、客観的な評価を歪め、信頼性を損なう可能性があるからです。
自分の家族や従業員にレビューを書かせることは不正な評価行為と見なされ、Amazonのポリシーに違反する行為とされています。評価は誠実で客観的なものでなければなりません。
自社関係者に対してレビューを依頼することは避け、代わりに本物の顧客からの率直な意見を収集することが、Amazonのポリシーを守り、信頼性を高める方法となります。
高評価の依頼はしない
Amazonのレビューシステムにおいて、高評価を依頼することは禁止されています。高評価を求める行為は信頼性を損ない、不正な評価を生み出す可能性があるからです。
したがって、商品やサービスの質を向上させ、誠実な方法で顧客の評価を獲得することが重要です。
ギフト券プレゼントなどの報酬を与える
Amazonではレビューの対価としてギフト券や金銭などの報酬を提供する行為も禁止されています。これは、評価を操作し、不公正な競争を生む可能性があるためです。
具体的に以下のような内容がNGです。
- クーポン
- 返金
- プレゼント
誠実なレビューを促進し、顧客の意見を正確に反映させるために、報酬を使った干渉は避けるべきです。
Amazonレビューが増えると売上がどれくらいアップするか
レビューが増えることで、商品説明だけでは伝えきれない情報が追加されますので、商品を購入する判断材料が増えます。
いいレビューが多ければ、購入意欲が増すので購入に繋がりやすくなります。
もし、悪いレビューが増えたとしても商品の改善に役立てる事ができるので、よりよい商品作りにも繋がっていくかもしれません。
また、いいレビューがつき購入が増えればSEOの上昇にも関わって来ますし、検索順位で上位が取れなかったとしてもレビューの評価順でソートされた時に上位を目指すことも可能です。
実際、レビュー施策を行ったことでレビューがつき購入が増え、売上が3倍になったクライアント様もいらっしゃいます。
レビューを書いてくれるかは購入者次第になるので即効性がある施策ではないかもしれませんが、効果が多き施策の1つになります。
Amazonレビューに関するよくある質問
最後にAmazonレビューに関するよくある質問を紹介します。
- Amazonレビュー違反とはなんですか?
- Amazonの悪いレビューを消す方法は?
- Amazonレビューの違反を報告する方法は?
Amazonレビュー違反とはなんですか?
Amazonレビュー違反は以下のような行為を指します。
- 家族や従業員がレビュー投稿する
- 高評価の依頼はしない
- ギフト券プレゼントなどの報酬を与える
出品者の家族や従業員、親しい友人がレビューを投稿するのは禁止されています。他にも競合相手の商品に対する否定的なレビューもNGです。
Amazonの悪いレビューを消す方法は?
基本的にAmazonのレビューは消去できませんが、場合によってはAmazonに対応してもらえることもあります。Amazonへの依頼で消去してもらえるレビューは、以下の条件に該当する評価です。
- 卑猥もしくは冒とく的な言葉を含むコメント
- 名前や電話番号等の個人情報が含まれるコメント
- 商品に関する内容のみのコメント
- Amazon出荷の場合の配送サービスに対するコメント
これらに該当するコメントについては、Amazonに削除依頼して削除してもらうことが可能です。出品者評価に、商品に関するコメントのみが記載されている場合は削除対象となりますが、出品者に関するコメントも含まれている場合は削除対象外となります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
Amazonレビューの違反を報告する方法は?
Amazonレビューの違反報告は、レビュー下部のフォームより可能です。
各Amazonレビューの下部には「役に立った」や「コメント」および、「違反を報告」という3つのフォームが用意されています。Amazonアカウントを持っていれば、「違反を報告する」をクリックして理由を入力すれば報告が可能です。
実際にレビューを消去するかの判断はAmazon次第となります。
まとめ:Amazonレビュー施策を試してみよう!
今回はAmazonでのレビュー促進方法について説明してきましたが、いかがだったでしょうか?
いいレビューがついても悪いレビューがついても活用できますし設定も簡単ですので、今回ご紹介した方法でぜひレビューを集めて、コンバーションアップを目指していきましょう!
コンバージョンアップについてはレビュー施策以外にも、商品紹介コンテンツの設置がありますので、また次の機会にご紹介したいと思います。