ECサイトをチェックしていると、思わず買いたくなるようなキャッチコピーに出会うことがあります。
そんな優秀なキャッチコピーで自社商品やショップをアピールできれば、ECサイトでの集客力や販売力強化にも役立ちます。
ECサイトにおけるキャッチコピーは、顧客ユーザーの目を引き、購買意欲を引き出したり、購買行動を後押ししたりするための重要な要素です。
このページでは、ユーザーの購入を力強く後押しできるキャッチコピーの考え方から、生み出すコツ、具体的な事例までまとめて紹介します。
ターゲットに響く言葉で、訴求力のあるキャッチコピーを考えるのにお役立てください。
買いたくなるキャッチコピーの考え方
買いたくなるキャッチコピーといっても、受け取り方は人それぞれ。ターゲットによって響くコピーは異なります。訴求対象となるターゲット層に最適なキャッチコピーを考えるためにも、まずは以下の2つの要素をしっかり設定しておきましょう。
- ターゲティング
- 商品の強み
1つずつ詳しく解説します。
ターゲティング
ECサイトでのターゲティングとは、商品やサービスを提供する顧客層を絞ることです。
多くの人に売れるようにしたいと万人受けするようなキャッチコピーで訴求をすると、結果的に誰の心にも刺さらないことがあります。
ターゲット層を設定し、その顧客層に向けて何を伝えるのか、ピンポイントで訴求できるキャッチコピーを考えることが重要です。
例えば20代女性と40代男性とでは環境も悩みも異なるのは当然ですが、同じ20代を対象とする場合でも、性別や、学生か社会人かによっても影響を与えるキャッチコピーは大きく異なるはず。
1つの商品でも、訴求層が変われば、最適なキャッチコピーもそれぞれに異なるものです。
キャッチコピーを考える際には、しっかりと訴求するターゲット層を設定して考えていきましょう。
商品の強み
ECサイトで提供する商品やサービスの強みはどこにあるのか。アピールすべきポイントを明確にして、その内容に添ったキャッチコピーを検討することも大事です。
そこでおすすめなのが、キャッチコピーを検討する際によく使われる「QPC分析」です。
QPC分析とは、以下の3つの要素から訴求すべき強みを見出すための手法。
- Quality(品質)
- Price(価格)
- Convenience(利便性)
これらの3つの項目ごとに複数の強みとなる要素をピックアップしてみましょう。
この分析によってアピールすべき強みを再確認し、キャッチコピーに落とし込むことができれば、効果的なコピーを生み出すことにもつながります。
買いたくなるキャッチコピーを生み出す4つのコツ
キャッチコピーを伝える顧客層のターゲティングや、商品の強みとしてアピールするポイントが決まったら、具体的なキャッチコピーを検討していきましょう。
「買いたい」と思わせるためにキャッチコピーを作るのであれば、QPC分析による分析結果だけでなく、さらにいくつかの要素をプラスしていくことも重要です。
例えば以下の要素をプラスしていくといいでしょう。
- 悩みへの共感
- ベネフィット
- 心に響く表現
- 検索ニーズに添ったキーワード
悩みへの共感
ユーザーが商品を購入する際には、悩みを解消したいなどの強い思いがあります。
悩みに共感するキャッチコピーはターゲティングの目を引きやすく、キャッチコピー作りにも必要性の高い要素です。
ベネフィット
キャッチコピーを考えるときは、商品のメリットのみを並べてしまいがちですが、そこにベネフィットをプラスすると、より魅力的なキャッチコピーになります。
ベネフィットとは、その商品やサービスによってユーザーが得られるプラスの効果のこと。
例えばメリットだけであれば、以下のような表現での訴求がよく見られます。
「保湿成分◯◯配合の化粧水」
このメリットだけの表現にベネフィットをプラスすると、
「カサついたお肌がぷるんと潤う化粧水」
といった表現ができます。
キャッチコピーにベネフィットをプラスすることで、カサカサの肌に悩んでいるユーザーがこの化粧水を使うことによって得られる「ぷるんと潤う美肌」になれるという、いい未来を描けるのがベネフィットです。この2つのキャッチコピーを並べれば、それぞれに反応も異なるはず。
ベネフィットは、思わず買いたくなるキャッチコピーに欠かせない要素といえるでしょう。
心に響く表現
購入行動を誘導するためのワードとして、心に響く表現も心がけたいですね。
例えば
- 具体的な数値
- オノマトペ
- リズム感
なども意識してみるといいでしょう。
具体的な数字を見ると説得力が増しますし、オノマトペ(擬態語や擬音語)をプラスすると、より強いアピールになり、リズム感がいいと印象にも残りやすくなります。
オノマトペとは、「ピカピカ」とか「ツルツル」「もちもち」等、擬態語や擬音語、擬声語を使った表現のことで、これがあるとイメージが形となりやすくインパクトも強くなります。
- 「簡単便利に食卓に」
- 「めんどうな◯◯もすぐ完了」
といった表現に、数字やオノマトペをプラスしてみると以下のようなキャッチコピーになり、より心に響きやすくなるでしょう。
- 「たった10分で簡単便利!パパッと食卓に!」
- 「めんどうな◯◯も3ステップでサクッと完了!」
検索ニーズに添ったキーワード
ECサイトで商品を多く販売するためには、集客も意識しなければなりません。
Webサイトで効率よく集客していくためにも、検索ニーズに添ったキーワードをキャッチコピーに取り込むのがおすすめです。
ターゲット層がどのようなキーワードで購入する商品を検索するかリサーチを繰り返し、最適なキーワードをプラスしていきましょう。
買いたくなるキーワード【フレーズ事例】
実際のECサイトでは、具体的にどのようなキーワードやフレーズでアピールしているのでしょうか。
以下は、楽天市場のトップページ画像です。
トップ画面には人気商品や注目商品等が並んでおり、こちらの画面内だけでも、以下のキーワードが並んでいました。
訴求内容 | キーワード |
---|---|
限定 | ◯時間限定 先着限定 秋限定 本日終了 |
お得 | クーポン利用で◯◯円 半額クーポン 1食◯円 お得なセット 最安値 |
信頼性 | ベストセラー 楽天第1位 1位◯冠 |
利便性 | レンジで◯分 ◯万個突破 |
品質 | 高鮮度 |
このほかにも様々なキーワードやフレーズがありますので、各種ページを参考にしてキャッチーなコピーを検討していきましょう。
- SALE
- 公式通販
- 発売記念
- 新商品記念
- ◯◯祭り開催
- ◯%OFF
- ポイント◯倍
- 送料無料
- 選べる◯つのタイプ
- 新色追加
- 待望の再販
- 日本製・国産
- 安心の返金保証
- 安心のメーカー直販
商品に最適なキャッチコピーで売上げアップ!
ECサイトで販売する商品をアピールするためにも、ターゲットニーズに添った心に響くキャッチコピーを作成したいですね。
まずはターゲット層や商品の強みを整理し、ベネフィットや心に響く表現もプラスして、よりよいキャッチコピーで興味をもってもらえるように誘導していきましょう。
ECサイトでは、文字情報と画像情報のみで商品の魅力をターゲットに伝えなければなりません。ECサイト構成でどのように商品を見てもらうか、どのようにアピールするかで商品の売れ行きも変わってきます。
だからこそ、ECサイトにおけるキャッチコピーの役割は重要なのです。
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