皆さんは楽天でクーポンを発行されたことはありますか?
楽天のクーポンといえば、配布型クーポン、サンキュークーポン、楽天イベントの参加型クーポンなどなど沢山あります。クーポンを発行するときは、画像を用意して、期間や割引率を設定して、店舗にぺたぺた貼って…やる事が多い!
その割に、見られてないし、使われてない!!そんな経験はありませんか?
今回は最短30秒で設定完了!しかも広告も兼ね備えている楽天クーポンアドバンス広告をご紹介!
クライアント様によってはROAS1000%の脅威の数字を叩きだした事も♪
とはいえ、いきなり1000%はハードルが高いので、この記事では毎月ROAS500%を達成する方法を伝授します!是非参考にされてゆくゆくはROAS1000%を目指してみてください!
クーポンアドバンス広告とは
クーポンアドバンス広告とは、商品登録と予算、値引率を設定するだけで登録商品の最適な値引き価格を予測して自動でクーポンが発行される広告です。
楽天の通常の店舗内発行クーポンと異なり、クーポン画像登録や発行自体の作業は発生しません。予算などの設定を行うだけで自動的に楽天がクーポンを発行してくれます。
また、楽天のビックデータに基づくマッチングにより、購買意欲のあるユーザーのみに表示されるので、効率よく広告掲載することができます。
クリックされやすい配信場所
通常の広告は検索したり、特集ページに行かないと表示されないのに対し、クーポンアドバンスは楽天市場のTOPページに表示されます。また、検索結果ページの上部にも表示されます。出す側にとってはユーザーが目に触れる機会が多い場所ですし、ユーザーにとってはいち早くお得な情報をゲットできる場所でもあります。なお、全ての人に同じクーポンが表示されているのかというとそうではありません。「あなたにおすすすめ」と表示されている通り、楽天の保持するビックデータを活用し、商品とユーザーをマッチングさせ、効率よく表示させているのです。
広告費計算
広告が掲載されただけでは課金されず、クーポンの獲得数に応じて請求される成果報酬型広告です。1獲得(1クリック)につき40~1000円です。設定した入札金額しか発生しません。
RPP広告の単価はジャンルによって高い場合もありますし、楽天のTOPに掲載されると思えば非常にコスパが良い広告といえます。
ただし、クーポンが使用された際の割引原資は店舗負担となります。
クーポンアドバンス広告のメリット・デメリット
クーポンアドバンスの概要を押さえた上で、メリット・デメリットを整理してみましょう。
メリット
- 単価が安い
1クリック固定のため、RPPよりもコスパがいい場合があります。特にRPP広告の競争の激しいジャンルや、商品自体の単価が高い場合はクーポンアドバンスのほうがクリック単価が安くなります。
- 興味のあるユーザーにだけ発信
楽天のビックデータに基づくマッチングにより、購買意欲のあるユーザーのみに表示されるので、効率よく広告掲載することができます。
- 入稿は最短30秒
広告の画像作成や文言の入稿作業は一切、不要です。予算、割引率、利用条件などを設定するだけの作業なので、広告作成の専門知識がなくても誰でも出稿することができます。
デメリット
- 効果が出るまでに時間がかかることがある
マッチングをさせるため、データが少ない商品は表示回数が少なくなってしまったり、データを集めるのに時間がかかる場合があります。具体的には以下の通りです。
- 商品登録をしたばかりの商品
- 販売実績の少ない商品
- 1点ものの商品、中古商品
- 新規に出店したばかりの店舗様
裏を返せば、商品登録をしたばかりの商品でも、コツコツと販売実績を積むことで、マッチングしやすくなるといえます。
クーポンアドバンス広告でROAS500%を出す方法
ここまででクーポンアドバンスは「簡単」「効率がいい」「コスパ抜群」の広告だとわかるかと思います。ただ、広告の設定や運用の仕方を間違えると、効率が一気に悪くなったりするので注意してください。クーポンアドバンスはコスパがいいので、ROAS100%ぐらいだったら、特に何も考えなくても何とかなったりします。
なので、クーポンアドバンスで狙うべき効率ROASは100%ではなく、500%です。
クーポンアドバンスの仕組みを理解した上で、最大効果を出せる方法をこれから説明します。
その1.商品選択は自動最適化にすべし
クーポンアドバンス広告ではキャンペーンごとにクーポン対象商品の設定を行うことができます。また、商品選択には店舗様にとって最適な商品を自動で選ぶものと、店舗様自身で登録するものがあります。
- 自動最適化
キャンペーン登録時にクーポン値引きを「最適化」で選んだ場合、ユーザの需要予測に合った店舗様の商品が自動で選択されます。値引きプラン(低、中、高)に該当する商品数が設定されます。
- 手動設定
店舗様の希望する値引率を設定し、お持ちの商品から需要予測が高い商品が選択されます。
一番、間違えてしまうポイントがよくわからないから「とりあえず手動設定した」というパターンです。つい、値引き率が自動設定じゃ怖いとか、自動だと上振れしてしまうと考えて「手動設定」で値引き率を店舗様の主観で設定しがちです。
ただ、それでは楽天のビックデータを生かす、クーポンアドバンスの良さがなくなってしまいます。自動最適化とは、楽天内の閲覧・販売データを活用して、いくら値引きすれば、どれだけ販売個数が上がるかAIが算出しています。
客観的にみて、以下のように、商品ごとにどの価格帯の商品売れ筋なのか、楽天側がマーケティングしてくれているのです。
その2.なるべく「高割引率」に設定すべし
割引率をどこまで許容できるのか、それを決める前におさえておきたい情報がこちらのデータです。
ご覧の通り、楽天の値引き率ごとの商品分布によると
「低」・・・300万商品
「中」・・・1200万商品
「高」・・・2200万商品
対象となる商品が増えることで、クーポンアドバンス広告に掲載される可能性が増え、結果、売り上げに繋がる可能性も高くなります。
ちょっと待って!そんなに高い値引き率は設定できない!という方に補足情報です。
ご覧のようにRMS上の表記と、本当の平均値引き率、さらに注文単位の値引き率はRMS上の表記より下回っていることがわかります。
更に、重要なポイントとして、自動配信設定の場合、値引き率を「高」に選択しても「中」「低」に属している商品はそれぞれの割引率で配信されるという事です。
高値引き率に設定したからといって、すべての商品が高値引き率が適用されるという訳ではないんです。
まずは、割引率の設定画面を確認し、「低」「中」「高」の割引率で許容できるもので配信すること。
もし、高値引に対応できる場合は「高」にすることで、より多くの商品掲載が見込むことができ、無駄な出費を抑え、効率的に広告を運用することができる為「高値引き率」に設定をすることをオススメします。
クーポンアドバンスを既に運用していて、クリック数が低い、ROASが悪いという店舗様は一旦、割引率の見直しと、自動配信設定を行ってみてください。
その3.店舗施策・楽天イベントと組み合わせるべし
最後にクーポンアドバンスとは直接関係はございませんが、ROASを最大限アップさせるための方法を記載します。
ポイント施策を行う
店舗さまによっては、値引きはできないけど、ポイントをプラスで付与することが出来るというケースがあります。その場合、ユーザーにとって、値引きもされ、さらにポイントアップされるのでお得度は抜群です。もう、これ以上できない!という方も、楽天開催の買い回りイベントや、ポイントアップキャンペーンが開催されているので、是非、バナー掲載などの対策を最大限行ってください。
1.楽店イベントに乗っかる
ご存知の通り、楽天ではお買い物マラソン、スーパーSALE、5と0のつく日は楽天負担のポイントキャンペーンを行っています。店舗に負担はかからないので、バナー掲載、メルマガなどの告知を行ってください。
2.店舗独自でポイントアップキャンペーンを行う。
店舗では最大20倍までポイント設定を行う事が出来ます。重要なの事は、上記の楽天イベント以外だとあまり効果が出ないので、必ず実施日は楽天イベントと重ねてください。特に効果が高いのは、「お買い物マラソン」もしくは「楽天スーパーSALE」期間の「5と0のつく日」です。ピンポイントですが最も売り上げが見込める日なのでこの日は外さないようにしてください。
広告の数字を見て運用を見直すことはもちろんですが、総合的に何がユーザーにとって一番お特に見えるのか、それを考えると、やはり追加のポイント施策は刺さります。
クーポンアドバンスの数字がどうしても悪いという店舗さまは、店舗・商品・施策の見直しが必要になって来ます。
見直しの際に押さえて欲しいものは過去のブログでも紹介していますので、是非参考にされてください!!
■商品分析編
楽天市場 店舗運営初心者・1年目からでもできる!店舗売上を最大化する分析方法!
■商品画像編
写真初心者向け!楽天市場でクリックが集まる商品写真の撮り方!
■店舗ブランディング編
楽天 スマホ 画像を登録するだけ 転換率をアップするためのサムネイル活用法
■メルマガ編
楽天でたった1度のメルマガで300万円の売上を作る方法。
■スマホ施策まとめ編
これだけやっておけば間違い無し!楽天市場のスマートフォン施策まとめ
4.まとめ
割引クーポンは楽天のユーザーと相性抜群です。普通はマーケティングというかなり面倒な事を行い、割引率の決定を行いますが、それを楽天が自動でやってくれるクーポンアドバンスはかなり便利な広告です。需要が高まるお中元・お歳暮シーズンは特に効果が高まる傾向があります。さらに、その期間に楽天の買い回りイベント、5のつく日、店舗内ポイント発行などのポイント施策を行うことでユーザーにとって割引+ポイントという大きなメリットが生まれます。
クーポンの設定自体は超簡単なので、是非、今回の記事を参考に設定してみてください!