今回は、楽天市場全店舗共通で使える「商品画像にブランド情報や受賞履歴を掲載して転換率をアップする」方法を画像付きでご紹介します。弊社実験では転換率が最大で2%上昇しました。
全商品に対して転換率がアップするため、作業に対する売上アップの効果が高く、非常におすすめできる施策です。
商品画像構成の完成例
商品画像構成の基本
商品画像1~8までは、以下のような商品についての情報を記載します。
- 商品画像
- 商品画像別カット
- ランキング受賞履歴
- 見た目・内容
- 包装こだわり
- 荷姿
- 荷姿・サイズ
- 荷姿・配送形態
追加する5つのブランド情報
商品情報に加えて、以下のブランド情報を追加しましょう。これらは、お客様が通販サイトで品物を購入される際に商品以外でも重要視しています。
- ショップのブランド
自分は何者なのかをしっかり説明。全国的に認知されていないという前提で紹介。 - 受賞実績
楽天の月間や習慣MVPやランキング、楽天以外での受賞履歴をまとめます。 - 送料の条件
送料条件はスマホでは探しにくいのでわかりやすい画像で記載。 - 納期の情報
転換率ラストワンマイルがこの情報。送料条件と同様にわかりづらいのでしっかり記載。 - 納期の補足
あす楽等、補足の説明。
なぜこの5つかというと、楽天のショップをスマホで見たときの1番の欠点であるリンクが探しにくいのをカバーするためです。
例えば、欲しい商品を見つけても「このショップは信用できるのか?」「送料はどこを見ればいいのか?」「いつ頃手元に届くのか?」という疑問を商品ページから探そうとすると、トップページに戻ったり、会社概要ページを探したりと、かなりの労力をお客様に強いてしまいます。
画面サイズがPCよりも遥かに小さいため、PC側では簡単にリンク先が探せてもスマホでは行ったり来たり…
これでは、お客様もウンザリして離脱してしまいます。
商品のサムネイルに5つの情報を付け加えるだけで、お客様は
商品ページから離脱することなく、ストレスフリーでお買い物でき、転換率アップに繋がるという訳です。
ショップブランド
ショップブランドとは「お店の売りにしていること、コンセプト、こだわり」といったショップ自体の価値を高めている以下のようなポイントです。
- 創業年数
- 累計販売数
- 取り扱い商品数
- 資格を持っている(商品知識やなど関連する資格、商品にとってプラスの資格)
- 他の店ではやっていない事、珍しい事(商品にとってプラスになる事)
- 国産である事(食品系で有効)
- 送料無料
- 管理形態(仕入れから、梱包、発送まで自社で管理等)
1.自分が何者なのか、全国的な認知がまだされていないという前提で記載すること。
2.お客様に安心感をアップさせるために記載すること。
これらを念頭に入れて、ショップを紹介してみてください。
自分ではそれほど売りでないと思っていても、言うのと言わないのでは大きな違いです。同じ商品でも、取り扱うお店は様々。
是非お店の売りを掘り下げて、他店に勝てるよう、お客様に安心感を与えれるようにしっかりブランド情報を明記しましょう。
受賞歴
この受賞歴は「楽天での受賞歴」を記載しましょう。
受賞歴は、お店側が評価しているのではなく、客観的に見て優れているという評価になります。お客様にアピールする事で、ショップ自体を信用して頂けます。
ショップレビューも客観的な評価なので、取り入れてみるとよいです。
他店との差別化を図るためにも、受賞歴があるショップ様は是非取り入れましょう。
送料の条件
ここでは、お店の送料を明記しましょう。
○○円以上は送料無料という情報はアピールポイントが非常に高いです。
便種が違ったり、一部商品で送料が異なるお店はここに記載して
お客様に情報を伝えてユーザーフレンドリーなショップにしましょう。
納期情報
納期情報とは「商品が届くまでにどのくらいの日数がかかるのか」「どこの配送業者を使っているのか」という事です。
早く届けられる事ができるお店はここでしっかりアピールしましょう。
転換率のアップの最後の一押しがこの情報です。
見本のように地図などを使用して、できるだけお客様の立場に立ってわかりやすく、丁寧に記載しましょう。
納期補足
あす楽に参加されている場合、注文の締切など補足の情報を明記しましょう。
あす楽はショップ様ごとに、明確に注文の締切時間が定められているため、
4の納期の情報に書き込もうとすると、文字が多くなってしまって読みづらい場合があります。
スマホで見たときにはわかりやすさが最優先なので、分けて記載する事も考えましょう。
いかがでしたか?ちょっと大変かもしれませんが、画像自体は商品ごとに作る必要はありません。
1回作ってしまえば、使いまわせますので、まだやっていないショップ様は是非、お店に取り入れてください。
ブランド情報画像の登録方法
商品画像とは、「商品画像(1)~(20)」の箇所です。サムネイルと呼ぶことも多いです。
ブランド情報画像の登録方法は、
- 商品編集画面で一つ一つ画像を登録する
- 商品一括編集CSVで一気に登録する
いずれかで行ってください。
商品編集画面で一つ一つ画像を登録する場合
手順1 キャビネットに画像を登録する
追加するブランド情報画像をR-Cabinetへ登録します。その後、商品画像登録を行います。
手順2 商品編集で画像登録をする
20枚の画像登録フォームを表示して[R-Cabinetから選択]ボタンを押してキャビネットに登録した画像を選択します。
商品一括編集CSVで一気に登録する
商品一括編集を使用するには、月額1万円の有料オプションに申し込む必要があります。
items.csv
こちらの商品情報が含まれるCSVをエクセルやスプレッドシートを使って編集しFTPでアップロードします。
まとめ
サムネイルにブランド情報を含める施策、いかがでしたでしょうか?
型番系の店舗では効果テキメンだと思います。
弊社実験では転換率が最大で2%上昇しました。
たった少しの作業で売上が変わってくるのが今の楽天市場です。
細かい対策の積み重ねで売上を伸ばしていきましょう!
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。こちらの記事について疑問がありまして。(お仕事ですので、回答が出来ないかもしれませんが。)
詳細な追加画像でスマホの転換率が改善されるというのは理解できるのですが、画像を追加する事による問題もあると思います。
データが多くなることで表示速度の低下が考えられ、サイトの直帰率が高くなりませんか?
要素のバランスが大事だと思いますが、その辺はどうでしょうか?
当方は検証データを持ってないので何ともいえませんが、過剰に画像を追加して売上が下がると本末転倒の気がしています。。。
ご連絡誠にありがとうございます。
その懸念事項もございます。
我々も実験はしておりませんが今後、実験を行った場合は当BLOGで共有してまいります。
何卒、宜しくお願い致します。