自社ECサイトで過去に購入履歴があるものの、一定期間購入が発生していない「休眠顧客」。放置していれば、商品やショップをそのまま忘れられてしまいますが、中には掘り起こしメールでリピート利用につながる見込み客も存在します。
新規顧客を0から1にするには手間や時間、コストもかかりますが、休眠顧客の掘り起こしならコストも時間もかけずに簡単にアプローチが可能です。
そんな休眠顧客への掘り起こしメールをすぐにでも送信するため、このページでは休眠顧客掘り起こしメールの例文を紹介します。
休眠顧客に掘り起こしメールを送信して、手堅く売上アップを実現させましょう。
休眠顧客への掘り起こしメール【例文】
休眠顧客へのアプローチ方法としてはメールや電話、DM（ダイレクトメール）といった手段がありますが、メールであれば、休眠顧客のリストとメール内容さえ用意すれば、無料でいつでも送信できます。
ここでは「休眠顧客」への掘り起こしメールとして、以下の3つのパターンを紹介します。
- 割引チケット配布で休眠顧客を掘り起こし
- 商品リニューアルのお知らせで休眠顧客を掘り起こし
- お誕生日クーポンで休眠顧客を掘り起こし
以下文例に実際の商品名やキャンペーン内容、ケースを当てはめ、ターゲット層のニーズに合うように訴求してください。
【例文1】割引チケット配布で休眠顧客を掘り起こし
いつも当店の商品をご利用いただき、誠にありがとうございます！◯◯ショップの〇〇です。
◯◯様、その後のお肌の調子はいかがでしょうか。日差しが強くなり、お肌にも負担の多い季節となりました。お手入れも念入りにしておきたい時期ですよね。
そこで今回は、これまでに「商品名」をご購入いただいた◯◯様に、リピーター様限定の特別な割引チケットをお届けします。期間限定ですので、お早めに！
【チケットやキャンペーンバナーを表示】
いつもよりちょっと贅沢なお手入れでツヤ肌のコンディションをキープして、この夏を乗り切りましょう！
こちらのチケットは、◯月◯日までの期間限定でご利用たいただけます。
【例文2】商品リニューアルのお知らせで休眠顧客を掘り起こし
いつも当店の商品をご利用いただき、誠にありがとうございます！◯◯ショップの〇〇です。
〇〇様に以前ご利用いただきました「商品名」が、この度お客様から寄せられたご意見やご要望にお応えして大幅リニューアルしました。
このリニューアルを記念して、これまでに「商品名」を利用していただいたお客様限定の◯◯円OFFキャンペーンを実施しております。
【チケットやキャンペーンバナーを表示】
キャンペーン期間は、◯月◯日まで！リニューアルでさらに◯◯をアップした商品をこの機会にぜひお試しください。
【例文3】お誕生日クーポンで休眠顧客を掘り起こし
〇〇様、お誕生日おめでとうございます！
いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。今月お誕生日を迎えるお客様限定で、今すぐご利用いただけるお誕生日特別クーポンをご用意しました。
【チケットやキャンペーンバナーを表示】
ささやかですが、こちらのお誕生日クーポンは◯月末までご利用いただけます。お早めにご利用ください。
顧客へのメール配信やメルマガ運用は、ECサイトの数少ないコミュニケーションツールの1つです。積極的に有効活用していきましょう。
メルマガ運用の対応など、社内のリソース不足でお悩みの場合は、ECサイト運営代行会社として多くの実績をもつ弊社にお任せください。ECサイト運用のプロが、顧客へのアプローチをしっかりサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。
＼ 売上改善企業は80%以上！ ／
| 料金 | 実績 | 対応力 |
|---|---|---|
- Amazon運用代行の依頼はサイバーレコードがおすすめ
- 「企画」「制作」「運営」全てをワンストップで支援可能
- 多様な要望に応じて売上アップを全力でサポートします
＼お取り組みは300社を突破！／
休眠顧客の掘り起こしメールの件名はどうする？
ここまで、休眠顧客宛の掘り起こしメール本文を3つ紹介しましたが、どんな内容を記載していても、メールの件名に魅力がなければ開封してもらえず、伝えたいメッセージも見てもらえません。
メールの件名の重要性
ユーザーのメールアドレスには四六時中あちこちからメールが届き、多くのメールは開封されずに廃棄されるか、そのままスルーされてしまいます。
数多く届くメールの中から開封して見てもらえるのは、件名から興味・関心を持つか、自分に必要があると判断されたメールだけ。つまり開封されるメールには、理由があるのです。
メールを開封してもらうには、件名で「内容を見たい」「見る必要がある」と感じてもらう工夫が重要であり、自分に関係ないと思われれば、大切なメッセージも見てもらえません。メッセージを見てもらえなければ、購買行動にもつながらないのです。
開封されやすいメールの件名の付け方
具体的にどのような件名にすればいいのでしょうか。件名を検討する上で大事なのは、以下の3つの要素です。
- 具体的なメリット
- 特別感や限定感
- ターゲット層に響くワード
先の例文で示したようなクーポン配布や割引による訴求の場合は、以下のようにその内容を具体的に件名に入れることが重要です。
- 【ご愛用者様限定】◯％OFFキャンペーン
- リニューアル【特別ご招待】◯円OFFキャンペーン
- 【お誕生日クーポン】プレゼントをお受け取りください！
- 「商品名」お試し価格は早いもの勝ち！
- 今だけ◯％引きの「商品名」は◯月◯日まで！
- リピート率◯％！「商品名」が大幅グレードアップ！
「クーポン」「割引」「プレゼント」といったメリットありの案内であれば、見逃したくないと考えるユーザーも多いでしょう。口コミやリピート率等のデータを取り入れるのも効果的です。さらに「◯％」や「◯円」の具体的な数値を入れることで訴求力が高まります。
ユーザーに有益な情報を届けるECサイトのメルマガ運用については、以下の記事で紹介しています。こちらも併せてご覧ください。
休眠顧客掘り起こしメールで押さえておきたい重要ポイント
休眠顧客の掘り起こしメールを送る際は件名が非常に重要ですが、それ以外にも押さえておきたいポイントがあります。
- 過去に購入してもらったことを伝える
- 個人から送られたような文面を意識する
- メール配信解除リンクを表示させる
- 特別感・限定感を強調する
- 訴求ポイントを明確に分かりやすく記載する
- ショップページや商品ページへのリンクを貼る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
過去に購入してもらったことを伝える
企業からのメールは、営業や売り込みメールだと警戒心を持つユーザーも少なくありません。
ですが、購入経験のある馴染みのショップからのメールであれば、未知のショップからのメールより安心感があるため、開封率は上がります。
過去に利用していても商品名やショップ名を忘れているユーザーもいるので、それを前提に「思い出してもらう」という意識で、しっかりと認識してもらいましょう。
個人から送られたような文面を意識する
法人からのメールに対しての警戒心を解くには、個人名義での配信が有効です。
担当者からの直接のメールであれば、会社名で届くメールより親しみを感じやすいものです。社名で送信した場合と、担当者名で送信した場合を比較し、開封率や反応をチェックしてみると良いでしょう。
メール配信解除リンクを表示させる
商品やショップに不満があったり、メール配信を煩わしいと感じるユーザーにメールを送っても、削除されるか無視されて終わりです。
そうした層にはどんなアプローチをしても無駄になる確率が高いので、メルマガを解除してもらいましょう。
メール本文の最初の段階で、「今後、当店からのお得なお知らせが不要な方は以下リンクから解除可能です」といった内容を記載して解除リンクを貼っておくだけで、不快な思いをせずに最後まで見てもらえる可能性もあります。
不要と考える方に解除してもらえば、顧客リストの精度も高まります。
特別感・限定感を強調する
クーポンや割引などを配布する場合は、相手にとっての特別感や限定感をアピールしましょう。
いつでも誰にでも配布されるクーポンより、「あなただけ」「今だけ」といった限定感があるほうが魅力的で訴求力もアップします。
思わず買いたくなるキャッチコピーを生み出す方法については、以下記事をご参照ください。
訴求ポイントを明確に分かりやすく記載する
数多く届くメールの中から開封してもらえたとしても、不要な前置きが長く、何を伝えたいのか分かりにくいメール文章では、離脱されてしまいます。
忙しい状況でも見てもらえるように、休眠顧客に訴求したいポイントを明確に分かりやすく記載することが重要です。
どうしても余談を伝えたいときは、編集後記としてメール本文の最後にプラスすると良いでしょう。
ショップページや商品ページへのリンクを貼る
メール本文には、ショップページや商品ページへのリンクを忘れずに貼っておきましょう。
ブログやSNSがあれば、併せて紹介します。
商品やショップに興味があれば改めてページをチェックしてもらえる可能性があるので、手間なく閲覧してもらえるよう、分りやすく誘導しておくと親切です。
休眠顧客掘り起こしメール送信のベストタイミング
休眠顧客の掘り起こしメールは、遅すぎるよりは早めのタイミングで送信しましょう。
商品によって買い替えの目安となる時期や季節の変わり目など、掘り起こしメールが効果を発揮しやすいタイミングがあるはずです。商品に合ったタイミングで3ヶ月や半年、1年のスパンを決め、定期的に休眠顧客への掘り起こしメールでフォローしていくのがベストです。
定期的なメール配信で成果も分析・改善していけば、以降の休眠顧客掘り起こしにも役立ちます。
来るべきタイミングに向けて、日頃から顧客リストを仕分けしておくことも重要です。
休眠顧客掘り起こしメールを送信するメリット
休眠顧客の掘り起こしメールを送信することによって、以下のメリットが得られます。
- 費用をかけずに確度の高いユーザーにアプローチできる
- 成果を今後のデータとして活用できる
- ECサイトの改善や集客力・売上アップにつながる
費用をかけずに確度の高いユーザーにアプローチできる
新規顧客を獲得するには広告を打ち出すなど費用がかかるものですが、休眠顧客への掘り起こしメールは既存の顧客リストにメールを送信するだけ。
しかも一度自社商品を利用している顧客への連絡ですから、新規でのアプローチよりかなりハードルが下がります。成功してもしなくても、大きなダメージは一切ありません。
手間もコストもかけずにできるリスクなしの施策でリピート利用を促進できるのですから、やらない理由がありません。
成果を今後のデータとして活用できる
休眠顧客へのアプローチを継続していけば、自ずとデータが蓄積されていきます。休眠顧客のデータを特徴ごとに分類して、精度を高めていくこともできるでしょう。
ECサイトの改善や集客力・売上アップにつながる
休眠顧客へのアプローチのタイミングやリピート利用の実績など、有益なデータで改善していくことでリストの精度が向上し、集客力・売上アップにもつながります。
休眠顧客掘り起こしメールでコスパよく集客を
ここまでECサイトの休眠顧客に送信するメールの例文や、掘り起こしの際に重要性の高いポイントを紹介しました。休眠顧客掘り起こしのメール送付は、料金もかけずに誰でも簡単にできる施策です
EC業界で収益を安定させるためには、新規顧客獲得も重要ですが、リピート利用してくれる顧客を増やすことも重要です。
リピーターは新規顧客よりも商品やショップに馴染みがある分、獲得しやすいので、積極的にアプローチして収益性を高めていきましょう。
