ネットショップで売れた商品を発送するときに同梱するチラシ、活用していますか?
近年ではペーパーレス化で納品書も同梱しないケースが増えていますが、ネットショップのチラシ同梱にはユーザーとの距離感を縮めて信頼性を向上する効果があります。信頼性が高まればリピーターやレビュー増につながり、ひいてはブランディングの効果にもつながるでしょう。
このページでは、ネットショップのチラシ同梱によって得られる効果から、効果的なチラシを制作するコツ、注意ポイントまで詳しく解説します。
ネットショップで数少ない「ユーザーに直接アプローチできるチャンス」を最大限に生かして、その効果をECショップの売上アップに役立てていきましょう。
ネットショップの同梱チラシとは
ネットショップの同梱チラシとは、商品梱包時に一緒に入れるチラシのこと。
ネットショップから届く商品によく同梱されているものとして、以下のようなチラシがあります。
- 商品の詳しい情報を記載したもの
- 商品の使い方等の説明書
- ショップの商品を紹介するもの
- セールのお知らせ
- 割引クーポン
では、これらの同梱チラシによって、どのような効果が得られるのか、具体的な内容を見ていきましょう。
ネットショップのチラシ同梱で得られる5つの効果
注文した商品を受取る際に同梱するネットショップのチラシは、開封率もほぼ100%。
チラシを読んでもらえれば、以下のような効果が得られます。
- ユーザーとの距離が縮まる
- ショップの信頼性アップ
- リピーター獲得
- レビュー増
- ショップのブランディングになる
ユーザーとの距離が縮まる
店舗で商品を購入する場合は、店員さんと少なからずコミュニケーションがありますが、ネットショップでは、オンライン上での機械的なやりとりがメインで、人と人との関わりがほぼありません。
ユーザーとショップが直接つながれるのは、問い合わせをしたときや商品が届くとき。
その希少なチャンスを上手に活用して、ユーザーの心に響くメッセージを送ることができれば、ユーザーとの距離がグッと縮まります。
ショップの信頼性アップ
同梱したチラシで、ユーザー向けの有益な情報提供ができれば「このショップはユーザーへの気配りができている」などプラスの印象を与え、結果としてショップの信頼性もアップします。
購入して終わりではなく、アフターフォローを丁寧にしてくれるショップに悪い印象をもつユーザーはいないでしょう。
リピーター獲得
ユーザーとの距離が縮まり、信頼性もアップすれば、リピーター獲得につながるチャンスも増えます。
ネットショップで初めて商品を購入する際は、ネット上でしか情報を得られず、誰しも少なからず不安をもっているもの。誰しも損をしたくない、失敗したくないといった思いをもっています。
そんな中で、ショップとして信頼性を高められることができれば、リピート利用してもらえる可能性も広がるでしょう。
レビュー増
ネットショップで商品を購入したあとに、レビューを入れるか入れないかはユーザー次第です。レビュー特典がある場合は別ですが、通常はレビューを入れても入れなくても、ユーザーには損も得もなく手間がかかるだけ。
そんな状況でユーザーが商品レビューを投稿するには、ユーザーの心を動かすようなパワーが必要です。
届いた商品に感動したり、逆にクレーム事項があったり。
当然、商品に満足していなければ良い評価にはつながりませんが、それを前提に、さらに顧客満足度がアップすれば、良い評価につながる可能性も高まります。
例えば商品配送時に同梱したチラシで、購入した商品に関するきめ細やかなフォローがあれば、ユーザーからの印象も良くなり、良いレビューに結びつくでしょう。
ショップのブランディングになる
ネットショップで商品ページを見て購入してもらっても、ショップ自体の印象はなかなか残りにくいものです。
同梱チラシでショップのアピールもできれば、ブランディングにもつながります。
ブランディングといっても、ショップのおしゃれイメージのみをデザインしたような抽象的なチラシでは、ユーザーにとっては何の役にも立ちませんので、その点は要注意です。
できれば、ユーザーに共感してもらえるようなエピソードやストーリーを添えられるといいですね。
ショップブランディングでユーザーに認知してもらえるようになれば、その後の安心感にもつながり、リピート利用にも貢献してくれます。
ネットショップでは、店頭販売と比較してユーザーとのコミュニケーションが難しいこともあり、ECサイト構築でもファンを増やすための工夫が求められます。
お店のブランディングや商品への思い入れなど、サイト内でも積極的にアピールしていきたいですね。
ECサイトで魅力的なショップづくりをするためには、ユーザーの閲覧や購入履歴等、実際のデータを分析しながら問題点を把握し、改善していくといった繰り返しの作業も必要です。
ECサイトでの集客や収益が伸び悩んでいる場合は、ECサイト運営代行会社に相談してみる方法もあります。ときにはプロのサポートでECサイトをリニューアルしてみませんか。
\ 売上改善企業は80%以上! /
料金 | 実績 | 対応力 |
---|---|---|
- Amazon運用代行の依頼はサイバーレコードがおすすめ
- 「企画」「制作」「運営」全てをワンストップで支援可能
- 多様な要望に応じて売上アップを全力でサポートします
\お取り組みは300社を突破!/
ネットショップでのチラシ制作のコツ
ネットショップで効果的なチラシを作成するためには、押さえておきたい以下の3つのコツがあります。
- 読んでもらいやすくするコツ
- リピート利用を促すコツ
- ショップを知ってもらうコツ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
読んでもらいやすくするコツ
例えば以下のようなチラシが入っていれば、顧客にも読んでもらいやすくなります。
- 商品の使い方やプラスのヒントを詳しく紹介
- ユーザーの不安や疑問を解消するアドバイス
- 商品に関連する情報
商品自体に細やかな説明書きがあればいいのですが、商品によっては説明書きが不十分な商品も少なくありません。
そんなときに、ショップ独自の使い方アドバイスや補足説明、参考になるコラムなどがプラスされていれば、より商品を有益に活用してもらえるでしょう。
同じ商品を販売するにしても、こうしたサービスがあるかどうかで顧客満足度は全く違ってくるのです。
リピート利用を促すコツ
ユーザーにメリットをもたらすチラシを提供できれば、リピート利用を促す効果も発揮してくれます。
例えば次回利用できるクーポンをプレゼントしたり、顧客限定のイベント告知をしたり、関連商品の無料サンプルにメッセージを添えたりする方法も。
お届けした商品に満足してもらうことが大前提ですが、商品の満足度が高ければ、クーポンや関連商品のサンプルからリピート利用につながる可能性も広がります。
ショップを知ってもらうコツ
ネットショップは、利用するプラットフォームによってショップ独自のアピールが難しいという難点もあります。知名度アップのためにも、チラシを利用してショップのコンセプト等を伝えたいところですね。
ショップとして大切にしていることや商品への思い入れ、その商品との出会いや開発に至る背景などを紹介するチラシがあれば、ショップの熱意や商品のアピールポイントも伝わりやすくなります。
自分が手にした商品がどのような過程を経て自分の手に届いたのか、そこにストーリー性があると、ショップも商品もユーザーの印象に残りやすくなり、愛着をもつきっかけにもなるでしょう。
商品にチラシを同封する際の注意ポイント
商品にチラシを同封する際には、注意すべきポイントもあります。
例えばチラシを配布することで、以下のような事項で問題が発生するケースもあるでしょう。
- 著作権
- ペーパーレス化
- ゴミ
著作権
商品に同梱するチラシに、芸能人やアニメキャラなどの画像やイラストを許可なく利用すれば、著作権や肖像権を侵害することになります。
著作権侵害は著作権法に違反する行為であり、顧客からの信頼を失うことにもなりますので要注意です。
画像やイラストを入れる場合は、オリジナルのもの、もしくは商標利用可能なフリー素材などを活用しましょう。知らなかったでは済まされません。
ペーパーレス化
いまでは一般企業はもちろん、通販サイトでもペーパーレス化で納品書を同梱しないのが当たり前になってきています。
そんな中で、カタログやパンフレットなど大量のチラシ類を同梱すれば、クレームになることも。
紙資源を最小化しつつ、効果的なチラシを制作する工夫が欠かせません。
ペーパーレスをアピールしていてチラシが入れられない場合は、SNSやメルマガ配信で対応する方法もあります。例えばチラシを電子データとして保存し、そのQRコードをシールにして商品等に貼ってアピールしておけば、見てもらえるチャンスもあるでしょう。
QRコードではチラシのように開封率100%とはいきませんが、上手にアピールすれば開封率をアップすることも可能です。
ゴミ
役に立たないチラシは、ユーザーにとってはゴミになり、ゴミや資源として処分する手間も発生します。
ゴミになればユーザー側にはデメリットしかなく、クレームになる可能性もあるでしょう。
ゴミと認識されないチラシにするためにも、ユーザーが必要とする役立つ情報を提供できるように心がけたいですね。
読んでもらえるチラシを同梱してリピーターを獲得しよう
ネットショップから顧客に商品を届ける際に同梱するチラシ。立派な冊子ではなく、ほんの紙1枚のチラシであっても、ユーザーにとって有益な情報を提供できれば様々な効果をもたらしてくれます。
ユーザーに喜んでもらうためのチラシづくりにはコツがあります。ユーザーニーズを把握したうえで、顧客満足度を高められる、費用対効果の高い優良なチラシを制作しましょう。
ECサイト運営において、チラシは効果的なツールの1つですが、これが使えるのは商品を送るときの1回限り。
ECサイトにおいても、詳しくわかりやすい商品説明を掲載したり商品を見つけやすいサイト構成にしたり、ユーザーの利便性を高めるための工夫が欠かせません。
ECサイト構築や改善でのお悩みは、ECサイト運営代行会社にお気軽に相談ください。実績多数のECサイト運営のプロが、サイトの現状分析から収益アップのための改善策まで、丁寧にご提案いたします。