福田さん命名です。名前だけでも覚えて帰ってね!
FBAでは避けて通れない梱包について何回かに分けてご紹介していきます。
今回は要期限管理商品の梱包について。通常の梱包とは異なる作業も発生するので、うっかり「納品不備」扱いになってしまうことも多いんです。
納品不備や返品にならないためにも梱包のポイントをまとめていきます。
そもそも「FBAってなんぞや」という方はこちらの記事からどうぞ!
出品や販売に関してもいろいろと注意点があるAmazonですが、梱包方法についても注意点がたくさんあります。正しい梱包方法で納品しないと返品されたり、納品不備が続くとFBAを利用できなくなったりすることも。
せっかく納品したものが返品されないためにも、正しい梱包を覚えてFBAを有効活用しましょう!
1.梱包作業に必要なものは?
FBAの梱包作業に必要なものは以下のものになります。
・緩衝材
いわゆる「プチプチ」や「エアクッション」というやつです。
緩衝材については特に指定はないのですが、発泡緩衝材やシュレッダー断裁紙を緩衝材として使用する場合は必ず袋に入っていないとNGです!!
・OPP袋
商品に傷がつくのを防ぎます。
納品する際にはラベルシール(バーコード)を貼るので、直接商品に貼らなくても良いように、
予めOPP袋に梱包しておくと、良い商品状態で納品・販売できます。
・透明梱包用テープ
配送用ラベルの貼付など、いろいろと使います。
・ラベルシール
FBA納品に必須の「商品ラベル」を印刷するために必要なラベルです。
商品ラベルの貼付が無いと、FBA倉庫で受領されません!!必ず用意してください。(商品ラベルを貼付しなくても良い方法もありますが、今回は割愛。)
・ダンボール
商品を入れる「輸送箱」になります。
ある程度強度のあるダンボールをおすすめします。
強度の弱い・湿気や水に極端に弱いダンボールだと、配送途中で輸送箱自体が壊れたり、中の商品が破損してしまう可能性があります。
そうなると「納品不備」と言うかたちで返送されてしまうので、気をつけてくださいね!
2.返品されない梱包の仕方
2-1.配送ラベルの貼付
Amazonのヘルプページには以下のように書かれています。
- 配送ラベルには、必ずFBA商品であること、PO/納品番号を明記してください。
- 輸送箱には「配送ラベル」を貼付してください。規定の配送ラベルが貼付されていない場合、受領拒否、着払いにて返送、または手数料を請求する場合がありますのであらかじめご了承ください。
「配送ラベル」は納品手続きの「発送準備」の段階で印刷できます。
輸送箱には必ず配送ラベルを貼りましょう。これがないと受領してくれません。
2-2梱包はしっかり
- 輸送中およびAmazon.co.jp配送センターでの入荷受付時に中身が十分保護されるよう、輸送に耐える標準的な梱包をしてください。
- 使用できる緩衝材は、クッション、エアキャップ、紙に限ります。
- バラ状発泡スチロール、シュレッダー済みペーパーなどは、いかなるときも使用しないでください。
- 輸送箱への異物混入(例:カッター、はさみ、書類など)は作業者や購入者様の安全に関わるため、梱包の際に必ず確認してください。
配送中のトラブルもあるので、梱包はしっかり行いましょう。
陶器やガラス、精密機械など破損の心配がある商品はやりすぎくらいが丁度良いかもしれません。
そして、商品以外のものが混入しないよう気をつけましょう。
梱包作業で使うカッターやはさみなどはうっかり紛れる可能性もあるので、輸送箱に封をする前に確認を!
2-3.商品ラベルの貼付
- 商品ラベルは、不用となった際に剥がすことができる剥離タイプのものをおすすめします。特に書籍など、商品本体に直接ラベルを貼付する場合は、剥離タイプの使用が望ましいとされています。(例:コクヨKPC-HH124-20(66.0 mm x 35.0 mm)など)
- また、剥離タイプを使用していない場合は、書籍自体をシュリンクラップ等で個包装した上からラベルを貼付することをおすすめします。
- なお、出荷作業時の損傷につながるおそれがあるため、シュリンクラップの個包装には、余分な透明フィルムに空気が入らないよう商品にぴったりと巻きつけてください。
「商品ラベル」はAmazonFBA専用のバーコードです。
商品名が似ているものは貼り間違えもあるので、ご注意を!納品手続き内容と、納品した商品ラベルの数が合わない場合は納品不備扱いになります。
また、もともと商品についているバーコードは、上から商品ラベルを貼るか白いテープ等で隠してください。
受領の際に、商品ラベルと間違えてスキャンしてしまうのを防ぐためです。
2-4まとめ
簡単に言うと、
- 商品ラベル、配送ラベルを貼る
- もともとついているバーコードはきちんと隠す
- 使用できる緩衝材は、クッション・エアキャップ・紙のみ
- 異物(カッター、はさみなど)混入はNG
- 中の商品や輸送箱が壊れないようにしっかり梱包!
です!Amazonの梱包要件になるので必ず守りましょう!
3.要期限管理商品の梱包+α
長々と書いてきましたが、基礎についてはAmazonが動画を上げているので、こちらを参照してください。
梱包の基本については後々ブログでご紹介したいと思います。
今回いきなり応用編からですが、サプリや食品のFBAでは必須になるので、覚えておいて損は無いですよ!
3-1.要期限管理商品
食品やサプリメントなど消費期限が設けられている商品は「要期限管理商品」になります。
また、使用期限がある商品もこれに該当します。
要期限管理商品と通常商品の同梱はNGです!
要期限管理商品の詳細はこちらの記事から
梱包要件は基本的に同じですが、消費期限の記載が必要になります。
ASINごとに消費期限が同じであれば2種類以上の商品を1つの輸送箱で発送OK。
同じASINで消費期限が違う場合は、消費期限ごとに納品設定と輸送箱を分けてください。
ここで注意点!必ず消費期限が早いものから先に納品してください。 消費期限が遅いもの(例:2018年10月31日)を先に納品してしまうと、早いもの(例:2018年4月31日)は受領されません! 納品する順番には気をつけましょう。
ルールの改定により、納品する順番は関係なくなりました!
【改定前】
前回納品分と同じもしくは、賞味期限が後の商品を納品する。
NG:初回→2017年12月10日 2回目→2017年10月31日【改定後】
前回分より賞味期限が古くても納品可能。
期限通りに管理されるので、賞味期限が古い方から出荷される。
さて、ここまでは簡単です。
難しいのは、「要期限管理商品のセット商品」「ギフトなどの包装がある商品」の梱包について!
セット商品の梱包
例えば、お菓子の詰め合わせセットを納品するとします。
そのままOPP袋に梱包すると消費期限が2つ見えてしまいますね。
消費期限のある梱包ルールでは以下のようになっています。
商品1個に対して1つの消費期限が見えるようにする
ん?ということはOPP袋使えないのでは?
じゃあどうすれば良いのか…
そうだ、消費期限隠そう!
不透明の袋使おう、もしくはギフトラッピングしよう!
外から消費期限が確認できればOKなので、消費期限を印字したラベルを貼りましょう!
手書きの場合は納品不備になるので絶対にしないでくださいね!
出品者で消費期限を印字される場合のルール
下記の条件を守っていただける場合、出品者様にて消費期限の表示をすることも可能です。
- 出品者にて独自に消費期限を設定せず、もともと商品に記載されている消費期限と
同じ期限を外から見える箇所(FBA商品ラベルの近くを推奨)に印字する。- 複数の消費期限がある場合には、消費期限の日付が一番近い期限を
(一番早く消費期限を迎えるもの)外から見える場所に記載する- 下記の条件を守り、わかりやすく、消える・かすれることのない方法で印字する。手書きはNG。
- 色: 背景の色と対照的な色とし、容易に判読しやすいものとする。
- フォントサイズ: 日本工業規格Z8305(1962)に規定する8ポイントの活字以上
- 油性スタンプやラベルシール印刷などを利用
- 簡単に消えない・かすれないインクを使用する。
【表示形式】
- 消費期限が日付まで設定されている場合⇒ 年・月・日の順番が必須
YYYY(年)/MM(月)/DD(日) YY(年)/MM(月)/DD(日)
取扱い可能な例:2018年1月10日、 2018/1/10、2018 January 10、
18年1月10日、 18/01/10 、2018 Jan, 平成30年1月10日など- 消費期限が月まで設定されている場合(各月の28日として期限管理をされます)
YYYY(年)/MM(月) MM(月)/ YYYY(年)
YY(年)/MM(月) MM(月)/YY(年)
取扱い可能な例:2014/06、 2014 Dec 、2014年10月、07/2018 、平成30年1月など
今回はラベルシールに印刷しましたが、カットなしのものに印刷すると、切って貼ってがものすごく手間になります。
ハンドラベラー等があれば効率よく梱包作業ができますよ!
さて、先程例にあげたお菓子の詰め合わせですが、消費期限が全部一緒の日付とは限りません!
複数消費期限がある場合は消費期限が一番近い期日をラベルに印字→貼付しましょう。
ギフト商品の梱包
ギフト商品等、包装紙で包んであるものは念には念を入れ
緩衝材→クラフト紙で梱包したあとに消費期限と商品ラベルを貼るのがAmazon推奨です。
また、要期限管理商品のFBA納品では、輸送箱に専用のラベルを貼付する必要があります。
危険物と違うところはチェック項目があること!ちゃんとチェックも入れてくださいね!
おまけ―液状の商品の梱包について―
基礎の基礎編ですが、1つご紹介。
液体・粒状・粉状商品は商品ラベル貼付後にそのまま輸送箱に入れるのはNGです!
開封口は必ずテープ等で留め、蓋があかないようにしてください。
念のためOPP袋に入れておくと安心です!
まとめ
私自身、要期限管理商品の梱包にはかなり苦戦しました・・・。
消費期限が複数ある・・・バーコード隠すのめんどくさい・・・できればラベリングとか全部Amazonでやってくれないかな・・・などなど。
梱包要件の基礎をしっかり押えておけば、要期限管理やセット商品などの応用編もそんなに大変ではありません。
次回は基礎の基礎編をお届けします!