こんにちは。増税する前に新車を買ったすえさんです。初★新車デビュー!!増税前に大変いい買い物をしました。
ところで最近…というか今年からですが、RMSのR-Karteの『商品分析』が新しくなったのはご存知でしょうか?以前に比べて機能が増えたり、使いやすくなったかと思います。
今回はそのR-Karteの『商品分析』を使った商品分析の方法をご紹介します!
商品別で分析をしていますか?
本題に入る前に質問です。店舗全体の売上やアクセス数などの分析は店舗カルテで行えますが、商品別では同じように分析を行っていますでしょうか?店舗全体で分析すると「5のつく日に売上が上がっている!」だったり、「楽天スーパーセールでアクセス数が上がった!」などの分析はできるかと思いますが、実際に売上などが上がった日にどういう商品が売上をつくっているか、などの分析も必要になります。
R-Karteの『商品分析』を使えば、どの商品がその日に一番売れていたか、転換率が良かったかなどの様々な角度で見ることができます。店舗全体の売上を分析したあとは商品別の分析も行いましょう!
▼店舗カルテの分析方法はこちらから▼
R-Karte『商品分析』の操作方法
R-Karteの『商品分析』はデータ分析>3.アクセス分析>2.商品分析から入れます。
『商品分析』内の上の項目では、表示期間・指定キーワード・端末の絞り込みができます。
下の項目では、絞り込んだ条件の商品情報が表示されます。また、売上の公式・集客・回遊のタブで各項目の数値が確認できます。
数値が見れる項目について
R-Karteの『商品分析』で見れる数値の項目は下記のとおりです。「売上の公式」では、売上や転換率などの売上に関わる数値 、「集客」では、新規・リピートなどのアクセスに関する数値 、「回遊」ではページにアクセスしたユーザーの行動に関する数値 が確認できます。
項目別の分析方法
「売上の公式」
「売上の公式」タブでは、売上・売上件数・訪問数・アクセス人数・転換率・客単価の6つのデータが確認できます。以前の商品分析に新しく加わった『訪問数』とは、そのまま商品ページにアクセスした訪問者数の数です。
訪問数は30分以内のアクセスは、何度アクセスしても1カウントされるようです。例えば、30分以内に10回商品ページにアクセスしたとしても、数値としては「1」と出ます。最後のアクセスから30分以上経過したあとにアクセスすると、その後は+1カウント、というように加算されます。
この売上の公式の数値を分析することによって、注力すべき商品の優先順位が明確になります。そのため、アクセス数と転換率を中心に分析していきましょう。
まずは該当する商品を見つけ出す
アクセス数と転換率を中心に分析した場合、下記の2パターンに当てはまる商品を見つけることが重要です。
- アクセス数は低いが、転換率は高い。
- アクセス数は高いが、転換率は低い。
1.アクセス数は低いが、転換率は高い場合
アクセス数は低いものの、購入には繋がっているので、そこから更に集客ができていれば売上を伸ばせる可能性が広がります。キーワード対策や広告、メルマガなどの施策を行いアクセス数を伸ばしましょう!
▼各施策についてはこちら▼
2.アクセス数は高いが、転換率は低い場合
アクセス数は取れているのに購入に繋がっていないケースです。商品ページのデザインの作り込みや、クーポン発行、ポイント付与などのユーザーの購買意欲をくすぐるような施策を行い転換率に繋げましょう!
▼各施策についてはこちら▼
アクセス数、転換率ともに高い商品は在庫管理をしっかりと行い、現状をキープできるようにしましょう。
「集客」
「集客」タブでは、訪問数・アクセス数・新規/リピート別購入件数・未購入訪問数・レビュー投稿数・レビュー総合評価・総レビュー数の8つのデータが確認できます。以前の商品分析に新しく加わった『未購入者数』は、商品ページにアクセスしたユーザーのうち、購入しなかったユーザーの数です。ここの数字が多いと悲しいですね…。しかし、集客に関する数値を分析することで、商品をアプローチすべきユーザーの種類が明確になります。
そのために、新規/リピート別購入件数を中心に分析していきましょう。
新規顧客とリピート顧客に対しては別々の施策を行う
上記で挙げたアクセス・転換率の関係と同じように、新規顧客が多い商品とリピート顧客が多い商品で違う施策を打つ方が効果的です。
新規顧客が多い商品で行う施策
新規顧客が取れている商品は入口商品として広告などで露出を増やし、新規顧客を増やすための商品としてアプローチしましょう。
▼入口商品についてはこちら▼
リピート顧客が多い商品で行う施策
リピート顧客が多い商品は入口商品としてではなく、以前購入したユーザーに対してのアプローチを行うことが必要です。メルマガなどでクーポンを配布し、限定感を伝えることでリピートしてもらえる可能性が高くなります。
▼リピート施策についてはこちら▼
「回遊」
「回遊」タブでは、訪問数・アクセス人数・滞在時間・直帰数・離脱数・離脱率の6つのデータが確認できます。新しい項目として「直帰数」「離脱数」「離脱率」の数値が確認できます。「直帰数」は1回の訪問で1ページ見たあとに帰られた訪問の数、「離脱数」は1ページ以上見たユーザーが最後に訪問した場合にカウントされる数、「離脱率」は離脱数÷訪問数の数値です。直帰数と離脱数は似てるようで似てないので、注意しましょう。
回遊に関する数値を分析することで、どのページを作りこむべきかが明確になります。直帰数と離脱率を意識してみてみましょう。
直帰数・離脱率が高いとどうなる?
直帰数・離脱率が高いと、「そのページを最後に見てお店から出ていった」ということになります。原因としては、ユーザーが求めている情報がなかった、思っていた商品と違った、在庫がなかった。などが多いかなと思います。
在庫がなかったり、思っていた商品と違った、などのケースは対応は難しい場合がありますが、ユーザーが求めている情報がなかったなどの対応については改善できる要素です。商品ページ内の情報を増やしたり、ページデザインの見直しを行うなどの改善を行いましょう。特に、1番最初に目に入るファーストビューの作り込みは必須レベルです!ユーザーにとって魅力的に見えるような商品ページにしましょう。
バリエーションで回遊率UP
「思っていた商品と違った」ケースの対応は難しいとあげましたが、中には商品ページを見て「自分の欲しいサイズがない」「別の色のこの商品がほしい」などの理由で離脱したユーザーもなきにしもあらず。そのユーザーに対して、商品ページ内にバナーなどを設置することでアプローチすることは可能です。
例えば、商品Aを欲しいと思ったユーザーがページを見ていたときに、もう少し大きいサイズがほしいな~とか、違う色の方が好きだな~とか思ってるとします。ユーザーが見ている商品ページにバリエーション違いのサイズが案内できていない場合、ユーザーは「そんなに欲しいわけでもないし、まぁいいか」とページを閉じてしまう可能性があります。例えいいなぁと思って見ていても、喉から手が出るほど欲しい商品でないと自分から探したりはしないですよね。面倒だし…。
商品Aだけの情報を記載するのではなく、バリエーション違いの商品B、Cなどの案内を行うことによって、より多くのユーザーのニーズに応えられる商品ページになり、離脱を防ぐことが可能です。アクセスしたユーザーに対して、他にどういった商品があるのかをページ内やカテゴリページで伝え、他商品へ誘導しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?R-Karteの『商品分析』には他にも色々な機能がありますが、特に見るべきポイントをご紹介しました。
商品別で「売上の公式」「集客」「回遊」の3つを分析することによって、行うアクションが明確になります。そこからどの施策を行うか、どの改善が必要かを導き出し、売上UPに繋げましょう!