楽天市場を運営されている方ならば、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
「楽天市場ランキングで1位をとりたい!!」と。
楽天市場を見ていると必ず目に入ってくるランキング。カテゴリ別で見ていると上部に「ジャンル一覧」「ランキング」「レビュー4.0以上のアイテム」とランキングが上部に表示されます。また、ランキングに入れば検索やジャンル別で見ているときでも1ページ目上部に表示される確率が上がります。
弊社の事例でもランキング1位を獲得したことで
一つの商品の売上が300万ほど上がった事例がございます。
1.楽天市場ランキングの集計方法を把握する
まずはどのような楽天市場のランキングがあり、どのように集計されているかを知っておきましょう。
楽天市場ランキングの種類
- リアルタイムランキング
- デイリーランキング
- 週間ランキング
- 月間ランキング
ランキングの集計方法として「売上金額」「販売件数」「購入者数」を
集計し、期間内に集中したものの中からランキングが決まっていきます。
リアルタイムランキング
リアルタイムランキングだけは他のランキングと少し違います。
リアルタイムランキングは15分間ごとの「販売件数」だけを集計されています。
他と違い、売上金額などは集計に入らないので、比較的狙いやすいランキングといえます。
あまり販売実績がない商品などはこちらのランキングから狙っていくのが良いかと思います。
2.上位を狙える商品カテゴリを決める
楽天市場内では様々なカテゴリがあります。
大きなカテゴリとして下記が挙げられますが、その他にも下層のカテゴリが複数存在します。
- スポーツ・ゴルフ
- ファッション・インナー
- ファッション小物
- キッズ・ベビー・玩具
- 家電・TV・カメラ
- PC・スマホ・通信
- 食品・スイーツ
- ドリンク・お酒
- 本・電子書籍・音楽
- ゲーム・ホビー・楽器
- 車・バイク
- インテリア・寝具
- 日用雑貨・キッチン用品
- ペット・花・DIY工具
- コスメ・健康・医薬品
- サービス・リフォーム
例えば「ファッション小物」のカテゴリならばその下に「バッグ・小物・ブランド雑貨」「靴」「腕時計」「ジュエリー・アクセサリー」と並びます。さらに画像のようにそれぞれのカテゴリがあります。
バッグを選択するとさらに「レディースバッグ」「スーツケース」などの下層カテゴリが続きます。
このように各カテゴリを把握し、適切なカテゴリに登録してください。カテゴリを指定することは重要です。商品登録の際にしっかり指定しましょう。その際、タグIDもしっかり登録してくださいね。
ディレクトリIDとタグIDの設定についてはこちらの記事をご参照ください。
3.市場調査
商品のカテゴリを決めたら、そのカテゴリ内の競合商品をチェックしましょう。
ランキング上位の商品がいくらぐらいで販売しているか、どのような施策を行っているかを把握しておきます。
- 値段
- オファー(おまけなど)
- ポイント(何倍か)
- クーポン(何円オフクーポンか)
上記のような項目で市場調査をして、どの階層カテゴリの、どのランキングだったら1位を狙えそうかチェックします。カテゴリは最初からいきなり上位階層は狙わず、まずは一番下の階層から狙いましょう。
下の画像はバッグ・小物・ブランド雑貨→バッグ→メンズバッグを見た例です。
例えば「2位の商品はポイント25倍で、値段が8,640円で」など。このように自社の商品と照らし合わせてどのくらいの価格帯か、どの程度の施策を行えばいいかを定めます。
楽天市場のユーザーは敏感です。瞬時に情報をキャッチするので、オファーを変えたり、クーポンなどの施策を行うことですぐに売り上げに影響していきます。どの施策が有効か試してみて、実践していきましょう。
4.商品を準備する
楽天市場ではやはり見比べることが簡単にできる分、値段の優位性が重要になってくるので他社に対抗できる商品を準備することが重要です。一つでいいので他社と争える商品を作りましょう。
全商品を安くする必要はないので、あくまで入口商品として一つ1位をとれる商品を準備して
おけば、そこからのHPへの流入が増えることが見込めます。そこから他の商品への誘導経路(関連商品やついで買い商品)を作って他商品を買ってもらいましょう。
商品を登録する
商品を登録する際はSEO対策を意識した商品登録をしましょう。
キーワードの選び方などは下記ページを参考にされてください。
商品ページをしっかり作る
楽天市場だと長いLPが多いイメージです。LPを作れたら理想ではありますが、しっかりしたLPを作れない方も多いと思います。LPはなくとも商品情報と画像をしっかり入れ込みましょう。やはり情報は少ないより、より多くの情報があるほうがユーザーもこの商品が必要かという判断材料になります。頑張って魅力的な情報を入れましょう。
- 商品説明ページは文章でいいので、できるだけ詳しく入れる。
- サムネイルの画像はできるだけ登録する。
この二つを守るだけでもだいぶ違うと思います。
サムネイル画像に関しては下記の記事を参考にどうぞ。
5.販売期間の設定
常時安くできる商品やおまけをつけれる商品であれば、常にランキング上位に食い込むことができますが、やはりそうはいかない商品もあるかと思います。そんな時は販売期間を狙って施策をかけましょう。
楽天お買い物マラソン・スーパーSALE
やはり楽天市場のセール期間中が最も売上をつくれる期間です。
開催期間は1週間ほどで、ユーザーもマラソンなどに合わせて買い物される方が多いので
その期間に合わせて施策をするのが一番かと思います。
- SALE30%OFF
- クーポンで1,000円オフ
- ポイント20倍
などの施策を行います。
SALE時をあえて外す
ただSALE時だとどこの店舗でも割引やクーポンなどの施策を行ってきます。なので、なかなかSALE時に上位表示させられない場合もあると思います。そのような場合はあえてSALE時期を外して施策をするのもありだと思います。SALE時期外は他の店舗も施策を行っていないので、比較的リアルタイムなどはとりやすいかと思います。ただユーザーもSALE時に比べて購買意欲は落ちているのでそのあたりは注意が必要です。
6.クーポンやポイントを使う
楽天市場の施策としてクーポンやポイントがあります。イベント期間中に店舗別ポイント変倍でキャンペーンに参加したり、商品別にポイントをつけるなどの施策を行いましょう。クーポンも期間を設定して配布し、積極的にアピールしていきましょう。ポイント倍率やクーポンの価格は、PDCAをまわし、どの価格が適切かを見極めましょう。個人的にはクーポンで直接値引きを促す方が、効果が高いように感じます。
クーポンの掲載方法や発行についてはこちらの記事を参考になります。是非ご覧ください。
7.レビュー施策を行う
楽天市場ではレビューの点数や数も重要です。今はレビューでSEO順位が変わるということはありませんが、転換率向上させるためには十分有効です。さきほど冒頭でも話しましたが、カテゴリ別で見ていると、「レビュー4.0以上のアイテム」という商品一覧もあります。よりレビューが多く、良いレビューがついている方が楽天市場にも評価されやすいということですね。しかし、なんの施策もせずレビューを待っているだけではレビューは集まらないので、施策をする必要があります。
楽天市場でお買い物したことがある方なら見たことがあると思います。レビューを書いて頂けたらなにかしらの特典をつけるというものですね。
- 送料無料
- 1,000円オフクーポンプレゼント
- 商品プレゼント(ちょっとした商品やお試しセットなど)
弊社の事例でも、レビュー書いたら500円クーポンだったところを1商品限定で1,000円オフクーポンにしたところ月0~2件ほどだったレビューが月30件ほどに増えました。
レビューについて詳しくはこちら
8.受賞アピールをする
いよいよ「ランキング1位が受賞できた!」となったら必ず画面キャプチャを撮ってください。受賞したカテゴリとランキング更新日時が入っているキャプチャが必要です。これは、楽天市場でランキング受賞したことをページ内に記載する場合には、必ずランキング受賞したときのキャプチャ、もしくは獲得した日付を載せなければいけない決まりがあります。ですので、キャプチャを載せて受賞したことをアピールして更なる転換率向上を目指し、上位カテゴリで1位を獲得しましょう!
最後に
楽天市場でランキング1位を獲得するのは簡単なことではありませんが、受賞することで売り上げも大きく変わってきます。ランキング圏内に入ってくると、だいたい1日どれくらい売り上げれば、ランキング1位を獲れるか見えてくるので、そのあたりも加味しながら改善を行っていくといいですね!
以上最後までお読みいただきありがとうございました。