こんにちは。
5月1日から年号が「令和」になるので、あと1週間ほどで馴染み深い「平成」が終わりますね。
令和って響きがすごく素敵なので好きですが、慣れるまでには時間がかかりそうなminodaです。
さて楽天市場にて2019年3月27日より、
新機能「購買ファネルレポート」がリリースされたのはご存知でしょうか。
これまで店舗カルテのデータでは、
- アクセス人数
- 転換率
- リピート購入人数
- どこから訪問したかなど
はわかりますが、
店舗にとって重要なユーザがどこで離脱しているのか、がわかりませんでした。
どこで離脱したのか分からないのであれば、どう改善すれば購入につながるのかわかりません。
先月リリースされた「購買ファネルレポート」は
大まかではありますが、ユーザーがどの時点で離脱したかわかるものになります。
では見てみましょう!
そもそもファネルとは?
ファネルは、日本語でいうと「漏斗」のことで、逆三角形、すり鉢状の形をした器具のことを指します。
これを消費者の購入までの意識遷移に当てはめ図式化したものが、マーケティング業界でいうところの「ファネル」なのです。
消費者の意識が購入に近づけば近づくほどその数は少なくなっていくため、
消費者の購買フェーズとその人数を図式化するとちょうどファネル(漏斗)の形になるのです。
https://www.innovation.co.jp/urumo/funnel/
購入までのどのような動き、どれだけ数が次のステップへ進み、どれだけ離脱しているのか、というのが分かるものですね。
楽天の「購買ファネルレポート」について
自店舗にアクセスしたユーザを
「認知」「興味」「購買」「リピート」の段階に分け、図式化したものです。
各ファネルの定義
認知 | 1ページのみ閲覧した |
興味 | 1回の訪問で2ページ以上閲覧した |
2回以上訪問した | |
商品をお気に入り登録した | |
お買い物かごに追加した | |
購入 | 1回商品を購入した |
リピート | 2回以上商品を購入した |
*指定期間内でのユーザの動きを計測します。
まずは購入ファネルレポートをチェックしてみましょう。
RMSトップ(メインメニュー)>データ分析>その他レポート>購買ファネルレポート
より、確認ができます。
「期間の設定」より基準の期間(設定:1週間/月曜スタート)を選び、
比較する場合は比較期間を選ぶにチェックを入れて期間を選択します。
するとその下にグラフなどが表示され、その期間のアクセス数が見れます。
認知は多いのに興味からガクっと下がっているのであれば、
商品ページに魅力を感じなかったり、色々ページがあるのに見つけにくいのかなという推測が立てれます。
ただ、興味について
「1回の訪問で2ページ以上閲覧したユーザ」
「2回以上訪問したユーザ」
「商品をお気に入り、またはお買い物かごに追加したユーザ」と
幅が広いのが難点です。
もう少し狭めてくれればいいのですが…
どこでユーザーが離脱しているのか、
前回と今回のセール時のユーザーの動きの違い
というのがこのレポートで分かるようになるので
改善すべき点が以前より見えるようになるのではないのでしょうか。
簡単に実店舗で考えてみましょう。
デパートがあり、そのデパート内に洋服屋さんがあるとします。
たくさんのお客さんがデパートには訪れますが、
その洋服屋さんに来てくれたお客さんの数はデパートに訪れた人数より少なくなります→「認知」
その洋服屋さんに来店し洋服を手に取り広げたり、試着してくれたり、
お気に入りを何枚か手に取ってくれ興味は持つけど結局買わずに出ていくお客さん→「興味」
洋服を購入してくれたお客様の数→「購入」
購入したお客様がまた来店し、購入した数→「リピート」
やはりデパートだと色んなお店があるので、色んな目的でデパートへ来ているお客さんがいるため、
なかなか自店舗に来てもらうのは難しいことがありますよね。
楽天市場もモールなので、同じようなことが言えるかと思います。
訪問数「認知(1ページのみ閲覧)」=を上げたい場合
何かを買い物するために楽天市場に来ているはずです。
楽天市場には2019.4時点で約46,000店舗が出店、商品はなんと約2億点を超えているのです!
デパートのように実店舗ではないため、デパートよりもさらに店舗にたどり着くまで大変です。
楽天では多くの方が検索で商品を探すかと思います。
検索しても多くの商品がヒットし、自店舗の商品は埋もれてしまいますので、
できるだけ上位に表示させたいですよね。
上位に表示させることができたら、
クリックされる確率が高くなり、いまよりアクセスが増えるはずです!
下記の記事でアクセス数を増やす方法や、広告について詳しく書いてありますのでぜひ読んでみてください!
SEO対策についてはこちらの記事
SEOやってるよ!という方はこちらの記事
あとサムネイルの写真も重要ですよね。
https://www.cyber-records.co.jp/blog/rakuten_product_images/
お店に興味を持ってもらい「興味(1回の訪問で2ページ以上閲覧、2回以上訪問~)」、「購入」につなげる=を増やす場合
来店数「認知(1ページのみ閲覧)」は多いけど、すぐ離脱され「興味(1回の訪問で2ページ以上閲覧、2回以上訪問、商品をお気に入り登録、お買い物かごに追加)」がガクッと下がっている場合は商品を魅力的だと思ってもらえない、
思っていたの(サムネイルのイメージ)と商品ページ内のイメージが違った…など
色々あると思いますが、楽天市場で2019.4時点で約46,000店舗が出店している中、
せっかく来店してもらえたのに
すぐに検索のページに戻られるのは勿体無さすぎます。
他のオススメ商品やページを見てもらいたら、「購入」までつながる可能性が高くなりますよね。
商品ページ作成(他商品との違いなどを盛り込むこと)はもちろんのこと、
回遊率や転換率を上げるため、下記記事に詳しく書いてありますので、ご覧ください!
「リピート(2回以上商品を購入)」を増やす
せっかく購入してくれたのに発送後何もしないのは、これも勿体なさすぎます!
週1無料で送れるメルマガを活用するほかありません。
現在(2019.4時点)、無料で送信できる条件が
メールに対する反応6ヶ月以内 or メール購読開始日3ヶ月以内
※但し、「メール購読開始日3ヶ月以内」条件には、店舗様にて作成した場合、リスト広告にて獲得した新規登録リストが含まれますが、週1無料配信対象では対象外となります。
しかしメルマガはある程度顧客リスト(メルマガを送信できるお客さん)がないと活用できません。
ですが!
購入、発送後にフォローメールは送ることができます。
サンキュークーポンとは購入者限定で、お買い物完了時に自動で配布することができるため
設定しておけば、再訪問のきっかけになります。
色んな施策をし、たくさんの注文が来たとしても、注文後の対応で信頼できるかどうか、
リピートしたくなるようなお店か見られるため、そこの体制づくりも大事だと思います。
・受注や問い合わせはもちろんできるだけ早く対応できる
・梱包の仕方
・商品と一緒に手書きのメッセージやレシピ、使い方など添えられている
などなど色々対策があるかと思います。
まとめ
約46,000店舗(2019.4時点)出店されている楽天市場の中で、
検索でヒットし訪問してくれたお客さんのハートをがっちりつかみ、
リピートしてもらえるようなお店づくりをしたいですね。
ぜひ試してみてください!