デザイナーにとって、すごく良い商品ページができた!と思っていても実際購入につながらない…といった経験はありませんか。
「良い商品ページ=売れる」ということでなく、ファーストビューやキャッチコピー、構成といった抑えるべきポイントがあります。
まず消費者購買行動のフレームワークを理解し、消費者購買心理に基づいて組み立てていく必要があります。
この記事をブクマして売れる商品ページ作成用カンペとしてぜひ使ってください!
転換率アップの効果
仮に、上記のような状況では、転換率が1%アップしただけで、営業利益が約33%アップします。
特に、広告費用を使う場合は、楽天商品ページ改善を行いましょう。
売れる商品ページ構成
「購買心理8段階」「購買心理の8ステップ」をご存知でしょうか。
消費者が購買する行動を、注意・興味・想像・欲求・比較・納得・決定・満足の8つのステップに分けたフレームワークです。
この購買心理の流れで構成すると、売れる商品ページが制作できます。楽天の商品ページは長いと感じる方が多いと思いますが、このようなユーザー心理に寄り添った構成になっているからなのです。
購買心理のステップのとおりに、欲しい情報が欲しいタイミングで伝えられるように、ページも順序よく並べましょう。
ファーストビュー(注意→興味)
ファーストビューとは、スクロールせずに画面に表示される部分のこと。最初に目に入る情報に興味を惹けるコンテンツがなければ8割程度のユーザーがページを離脱するという結果もあるほどファーストビューは大事です。
ファーストビューで重要なポイントは、「判断速度」です。
一般的に、自分にとって必要な情報かどうかを3秒で判断していると言われています。いかに早くユーザーが知りたい情報を伝えるかが大切です。
ページを読み進めてもらうためにも、ターゲットを絞りどんな情報を欲しがっているかを考え、興味を持ってもらえるコンテンツを置くことを意識しましょう。
- 商品写真で「動物的本能」を刺激
- キャッチコピーで商品の魅力を伝える
商品写真で「動物的本能」を刺激
最初に目に入るものと言えば写真です。
食品であればシズル感があったり、化粧品や健康食品などであれば商品を使用しているイメージ写真が必要です。
ユーザーは欲しいものを探した上で検索してアクセスしているので、欲求を刺激する写真を載せると「欲しいな」と思わせることができます。
「理性的思考」ではなく「動物的本能」に訴えかけるのです。
目を引くサムネの作り方は下記記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
キャッチコピーで商品の魅力を伝える
商品のターゲット層に、ユーザーにとってのメリットを伝え、使用した未来を想像させるようなキャッチコピーをどーんと載せましょう。
どんな問題を解決してくれるのかを、分かりやすく伝えることが、大切!
ベネフィット(想像→欲求)
次に使用イメージ(将来イメージ)・悩み解決など、ユーザーにとってのベネフィットをイメージ画像で伝えます。
実際購入した人のレビュー・スタッフがユーザー目線で使用した写真・試食した声
などを載せると、自分が使った際のイメージが想像でき効果的です。
比較
あなたは、商品を購入するときに、「この商品は、ここがこう素晴らしいからいいんだ」と人に説得するように説明することはありませんか?
人は、商品を購入する理由がほしいのです。
購入する理由として、他商品との比較(差別化)が挙げられます。他商品と比べて相対的にどうか?という点にフォーカスして表現しましょう。
納得
不安を取り除く
商品が到着したあとに、実際に使いこなせるのか、使用方法や保存方法、商品サイズ、レシピ、梱包方法などを載せると安心です。
お客さんから届いた生の声を掲載することで不安を解消できます。
実績で信頼を得る
ランキング受賞歴や、マスコミ掲載、販売実績などを載せ、多くの人が買っているアピールをすることで信頼を得ることができます。
決定
上記で良い商品だということを伝えたところで、お気に入りに登録されて、後で…とならないように、「今」購入してもらう理由を作ります!
「限定感」を入れると、今購入しよう!と感じさせ、購入の後押しになります。
- クーポン
- 期間、数量限定
- 今だけ〇〇(送料無料)!
- 期間限定ポイント消化に!
満足
実際購入し、届いたときの商品ラッピングやメッセージカードやパンフレットなどの同梱物でも、使用した際の満足度をアップできます。
リピーターにつながったり、評価の高い口コミをつけてくれたりする重要なポイントなので、購入後に気持ちが緩まないように。
スマホ用にフォントサイズを大きくする
楽天では約80%ほどがスマホで閲覧しているそうです。
しかしスマホでは、パソコンより画面が小さいため可読性が良くありません。
そのため、スマホ用にリサイズするか、可読性を考え大きめのフォントで作りましょう。
SEO対策で上位表示を目指す
良いページが作成できたとしてもアクセスしてもらわないと見てもらうことさえ出来ません。
そこで検索結果に表示してもらいやすくする為に、検索エンジン最適化(SEO)を行うことが求められます。
SEO施策は色々とやることはありますが、簡単に出来るのは
- キーワード設定見直し
- サムネイル画像を分かりやすいものへ
の2点。
とはいえ、SEO対策は知識もいるし施策から結果が出るまで時間がかかることもしばしば・・・。
なので、手っ取り早く上位表示を目指すのであれば広告をかけるという手もあります。
※広告については下記の記事で詳しく説明しています。
画像ALT
商品画像のaltタグに商品名などを、設定することでGoogleなど大手検索サイトの画像検索にヒットするようになります。
検索エンジンからの流入を稼ぐには、必ずaltタグを設定しましょう。
まとめ
すべての商品を作り替えるというのは難しいので、まずは主力商品や定番商品、季節商品などから対応しましょう。