【完全版】楽天RMSとは?4つの特徴からメリット・デメリットまで完全解説

楽天RMSの画像

楽天RMSとは円滑な店舗運営やユーザーとの接点づくりに不可欠な4つの機能を1つに統合したシステム。効率的に販促活動などに専念できるため売上アップの近道も可能な、とっても便利なシステム。

ただ、その便利なシステムも使いこなせないとただのシステム。効果測定ができる事をきちんと理解し、行わなければ意味がありません。

また、そもそもどのページにいけば効果測定や細かいアクセス計測ができるか分からず、お困りの方も少なくないでしょう。

この記事ではそんな方の為に、楽天RMS各種項目についての概要をご紹介します。

目次

楽天RMSとは?

楽天RMS(Rakuten Merchant System)は、楽天が提供するオンラインストア運営のための統合プラットフォームです。このサービスは、個人事業主から大手企業まで、様々な規模のビジネスに利用されています。

楽天RMSを使用することで、誰でも手軽に自分のオンラインショップを開設し、商品を効果的に販売することができます。

一般的な特徴としては、以下の3つがあります。

  • 優れた管理機能:
    商品の登録、在庫管理、注文処理、配送など、ECサイト運営に必要な多くの機能が統合されています。これにより、ビジネスオーナーは複雑な作業をシームレスに行うことができます。
  • 楽天市場との連携:
    楽天RMSは楽天市場と連携しており、楽天市場の広大な顧客層にアクセスできます。商品の登録やプロモーションを通じて、効果的な販売促進が可能です。
  • 使いやすいインターフェース:
    初心者にも優しい使いやすいインターフェースが特徴で、技術的なノウハウがなくてもオンラインショップを効果的に運営できます。

楽天RMSを利用することで、ユーザーはオンラインでのビジネス展開を簡素化し、顧客との交流を促進することができます。さらに、多彩な機能や柔軟性を活かして、自身のブランドや商品をより広くアピールすることが可能です。

楽天RMSの4つの機能

  • 店舗構築(R-Storefront)
  • 受注管理(R-Backoffice)
  • データ分析(R-Karte)
  • メルマガ配信(R-Mail)

この4つの機能を1つに統合しています。これらをフルに活用することにより、理想的な店舗運営も夢ではありません。ではつづいて、各項目の概要を説明していきます。

お店を作るには「店舗構築 R-Storefront」

店舗構築R-Storefrontの画像

店舗構築(R-Storefront)は、店内レイアウトや商品配置、目玉商品、値札貼り等々の作業をWEB上で行なえる機能。 項目は以下の通り。

  • 商品登録・更新
  • デザイン設定
  • 画像・動画登録
  • 基本情報設定
  • 海外販売設定
  • クーポン設定

商品登録・更新

商品ページの新規登録・在庫数等の各種設定・カテゴリの登録をここでは行います。商品をまとめて編集したい場合はCSVでの一括編集がおすすめです。

また、楽天スーパーSALEのサーチ商品申請や、楽天スーパーDEALのイベント申請もここで設定が可能です。

デザイン設定

店舗の看板やヘッダー・レフトナビ・フッターの店舗内共通デザインの設定・管理を行え、PCデザイン・スマートフォンデザイン・モバイルデザイン別に設定が可能。

ここで重要なのは、PCデザインだけではなく、スマートフォンもしっかりデザイン・管理する事です。ここ最近の楽天市場では、スマホがPCの売上を超えており、今後ますますスマホの需要が高くなっていくと予想されます。

スマホデザインもしっかり押さえ、店舗の土台を作っていきましょう!

画像・動画登録

商品登録やデザイン設定で利用する画像はこちらで一括管理ができます。また、画像だけでなく動画の保存も可能。

プチ情報として、動画も商品コンテンツに挿入すると、楽天内でのSEOが強くなる傾向があります。動画も可能であれば登録する事をオススメします。

基本情報設定

店舗ステータスや店舗詳細情報(会社概要)や配送・決済方法・店舗営業日カレンダー・納期情報・地域別あす楽の設定等、など、店舗の基本となる情報の設定ができます。

海外販売設定(グローバル・マーケット)

海外販売(グローバル・マーケット)で販売する商品の選択や、配送可能国設定、英語商品名の登録を行うことができます。海外販売を行う場合は、まずこちらで申し込みをする必要があります。

クーポン設定

クーポンの登録・編集を行うことができます。クーポンは配布型のクーポンと自動付与型(サンキューポン)の2種類あり、それぞれ個別に設定が可能。また、効果測定で日別・月別のクーポン流通額を確認する事も可能。

▼クーポン(配布型)

事前にユーザに配布するクーポンで、店舗内やメルマガにクーポンコードを貼って配布。有効期間、クーポンの値引きプランを自由に設定する事ができます。クーポン公開設定を許可する事で店舗内商品ページのフッターに表示されます。

▼サンキュークーポン

購入後付与型のクーポンで、一度商品を購入したユーザに配りリピートを促進。クーポン獲得条件や有効期間、クーポンの値引きプランを自由に設定する事ができます。

顧客管理売上アップのミソ「受注管理 R-Backoffice」

受注管理R-Backofficeの画像
注文に迅速に対応することが、店舗運営の生命線。顧客満足を上げるためにも、早く・丁寧にを心掛ける事が大切です。受注管理では一覧・分類・一括処理ができるので、大量の注文にも対応でき、効率的な作業が可能となります。

項目は以下の通り。

  • 受注・受付管理
  • 決済・口座管理
  • 明細管理
  • メールテンプレート管理
  • オプション設定

受注・受付管理

新規の受注データを確認できます。ポイントを利用しての買い物の承認や、受注データのダウンロードも行えます。

決済・口座管理

楽天から店舗へ決済代金やポイント精算金を入金させていただく際の「振込口座」のご確認および、変更申請ができる機能。

明細管理

ポイントやクーポンの利用明細を確認する事ができます。

メールテンプレート管理

サンクスメールや発送済みメールをユーザーに返信する際のテンプレートを登録する事が可能。

オプション設定

メールテンプレート設定・受注ステータスの設定・同梱処理の設定・決済、物流オプション機能の設定・注文内容の変更、注文商品のキャンセル機能の設定・新規受注一覧の設定等、受注・決済管理に関する各種オプションを設定できます。

効果的な販促活動が可能に「データ分析 R-Karte」

データ分析R-karteの画像
ネットショップの便利な点はデータ分析が手軽に行えること。店舗の強みと弱みを知る事が、売上アップの近道です。

データ分析の項目は以下の通り。

  • 店舗チェックシート
  • 店舗カルテ
  • アクセス分析
  • 売上分析
  • オプション設定
  • 各種効果測定

店舗チェックシート

楽天RMS最新の機能。チェック項目毎に点数化され、レーダーチャートで表示される。サービスレベルが低いからといって、違反点数制度等に影響を及ぼすことはないが、顧客満足を図る一つのツールとして日々チェックする事をオススメします。

店舗カルテ

店舗の売上に関連する主要指標の確認と、売上目標の設定が行える重要な機能。

アクセス人数・転換率・客単価等をデバイス別・日付別に確認する事が可能。

また新規・リピートの構成比や、2年間通算の購入商品別顧客獲得数・店舗内の商品ジャンル別売上・成長率・トレンド等多岐にわたって確認する事が可能。

アクセス分析

アクセス数を店舗全体・検索キーワード・カテゴリページ・商品ページ・時間帯別で確認する事が可能。

売上分析

売上分析を商品別・オークション別に確認できます。商品別売上は過去24ヶ月、1回の表示につき最長31日間分のデータを表示する事が可能。

割引した商品も個別に売上を確認する事が可能なため、通常時とセール時の効果測定も可能。

顧客データ

お店を利用したお客様の情報の履歴を受付番号や氏名、メールアドレスで検索できます。

各種効果測定

楽天S4・Rmail・クーポン等各種サービスの効果を分析できます。クーポン・Rmail等、日々の運用に関わりの深い項目は実施毎にチェックし、日々改善していく事が重要です。

メルマガ配信R-Mail

メルマガ配信R-Mailの画像
メールマガジンの配信に関する設定を行うことができます。メール送信対象であるリスト条件をオリジナルで作成する事も可能。メールは1件当り0.7円で送信する事ができる。

ただ、既存リストである「購入者(通常購入)にHTMLメールを送信する」なら1週間に1度の送信まで完全無料。無料の施策かつ、ユーザーに直接販促できるオススメの施策のため、週1のメルマガ配信は必ず行っていきましょう。

楽天RMSのメリット

楽天RMSを利用するメリットは、主に以下の4つです。

  • 楽天市場の集客力を利用できる
  • データ分析がカンタンにできる
  • ショップページのカスタマイズ性が高い
  • サポートが充実している

楽天市場の集客力を利用できる

楽天RMSを活用する最大のメリットの一つは、楽天市場の強力な集客力を利用できる点です。楽天市場は国内有数の大手ECプラットフォームであり、数多くのオンラインショッパーが利用しています。

楽天RMSを使えば、この大きな市場に簡単に参入し、商品を広くアピールすることが可能です。これにより、自身のビジネスを迅速に成長させることができます。

データ分析がカンタンにできる

楽天RMSは使いやすいデータ分析ツールを備えており、効果的な経営判断をサポートしています。

普段システムに使い慣れない方でも、売上データや顧客行動などの情報を簡単に把握でき、これに基づいて戦略を立てることができるでしょう。店舗の売上やアクセス人数はもちろん、転換率や客単価等を一目で確認できるのが便利です。

過去との売上比較などをエクセルで管理していた方も、楽天RMSを使えればこれまで以上にカンタンに分析できるでしょう。

ショップページのカスタマイズ性が高い

楽天RMSはショップページを簡単にカスタマイズできるため、ブランドや商品に特有の個性を表現することができます。豊富なテンプレートやオプションを利用して、自分のオンラインショップを他と差別化し、顧客の印象に残る魅力的なページを構築できます。

HTMLやCSSなどの知識がなくても大丈夫です。これにより、購買意欲を引き立て、顧客のロイヤリティを高めることが可能です。

サポートが充実している

楽天RMSは優れたサポート体制が整っています。利用者はトラブルが生じた際に専門のサポートに迅速に対応してもらえます。

コールセンターの対応時間は以下の通りです。

受付時間:9:00〜20:00(平日)、9:00〜18:00(土日祝)

疑問や不安がある場合は、専門のオペレーターがサポートしてくれるので、楽天RMSの利用時には積極的にコールセンターを利用しましょう。

楽天RMSのデメリット

楽天RMSに大きなデメリットはありませんが、強いてあげるとすれば以下の2つです。

  • ショップ開設までに時間と手間がかかる
  • 操作に慣れるまでに時間がかかる

ショップ開設までに時間と手間がかかる

楽天RMSを利用する上での課題の一つは、ショップを開設するまでには一定の時間と手間がかかる点です。必要な手続きや設定が多岐にわたり、これらを完了させるには慎重な計画と作業が必要です。

初めて利用する方にとっては、プロセスに慣れるまでに時間がかかることを覚悟しておくと良いでしょう。または弊社のようなEC運用代行に依頼するのも一つの手です!

操作に慣れるまでに時間がかかる

楽天RMSは初めて利用する際、操作に慣れるまでに時間がかかる可能性があります。システムの機能や画面の使い方を理解するまで、ユーザーは手探りで作業を進めることになります。

しかし、一度慣れてしまえば、効率的な運用が可能となります。最初の学習期間を念頭に置きつつ、システムを活用していくことが大切です。

楽天RMSの使い方・施策

ここでは楽天RMSの使い方を紹介します。RMSを使って具体的にどのような施策をすべきか?を詳しく見ていきましょう。

  • 商品レビューの確認・改善
  • キーワード選定の見直し
  • 顧客分析
  • メルマガ配信

商品レビューの確認・改善

まずは商品レビューの確認から行いましょう。ネットショップでは、直接ユーザーと対話することが難しいので、購入前に他の人の経験や意見を参考にすることが大切です。

楽天市場だけでなく、どのネットショップでも同じですが、お店の評判を知り、ユーザーの声に耳を傾け、できるだけ多くの意見を取り入れることが大切です。また、楽天RMSを使って送信できるレビューへの返信も大切にしましょう。

ユーザーの意見を元に販売戦略を見直すことで、顧客の支払い額や満足度を向上させることが期待できます。

キーワード選定の見直し

楽天RMSを利用して、キーワード戦略も見直してみましょう。ーワードの選定を見直すことが重要です。競争の激しいオンライン環境で目立つために、検索されやすいキーワードを選ぶことが必須です。

定期的にキーワードのトレンドや競合状況を分析し、戦略的な選定を心がけましょう。これにより、自店舗のアクセス向上や商品の露出増加が期待できます。

顧客分析

楽天RMSでは顧客データの分析もできます。買履歴や行動データを基に、顧客の嗜好や傾向を把握しましょう。

これにより、ターゲットに合わせた商品の提案や、個別のサービスの向上が可能です。顧客に対する理解が深まれば、リピート率の向上や新規顧客の獲得につながります。

メルマガ配信

楽天RMSを使ってメルマガを効果的に配信することで、顧客とのコミュニケーションを強化できます。新着商品やセール情報、お得なキャンペーンなどを定期的に配信し、顧客の興味を引きつけましょう。

メルマガは顧客の意識を促進し、購買への誘導力が高まります。定期的な情報発信を通じて、顧客との信頼関係を築く手段として積極的に活用しましょう。

楽天RMSに関するよくある質問

最後に楽天RMSに関するよくある質問を紹介します。

  • 楽天RMSの問い合わせ先は?
  • RMSと楽天の関係は?
  • 楽天RMSは何に使うべき?

楽天RMSの問い合わせ先は?

楽天RMSの問い合わせ先は以下の通りです。

  • 電話番号:050-5533-1899
  • 問い合わせ受付時間(平日):9:00-23:00
  • 問い合わせ受付時間(土日祝):9:00-18:00

土日祝日も問い合わせに対応してくれます。

RMSと楽天の関係は?

RMSサービススクエアは、楽天市場公式の出店店舗向け運用支援サービスです。RMSも完全に楽天グループが運営しています。

楽天市場の約37,000店舗(全体の7割)が使っており、サービス総合評価は4.07と非常に高評価です。楽天運営のサービスなので、安心して利用できるでしょう。

楽天RMSは何に使うべき?

楽天RMSは以下のように使えます。

  • ネットショップのページ作成
  • 決済機能
  • アクセス分析
  • 集客・販促ツール
  • etc…

その他にも画像・動画登録機能や商品一括登録サービス、CSVデータダウンロードサービスなどがあります。

まずは実際に商品を登録して、店舗構築の流れを体験してみましょう。

楽天RMSの各項目まとめ

店舗構築商品登録や店舗デザインを行う事が可能。まずはここで店舗を構築する事からスタート。
受注管理お客様から受付けた注文に関する要件はここで操作が可能。一括処理や分類毎に処理ができるので、大量の注文も効率的な作業が可能になっている。
データ分析さまざまな角度から店舗を分析する事が可能。売上アップは店舗の状況を具体的なデータで細かく分析することが重要であり、売上UPには必要不可欠。
メルマガ配信店舗とユーザーのコミュニケーションを図るための効果的なツール。お店のファンを増やしたり、ユーザーの購買意欲を促進したりできる点が大きな魅力。

どれも重要ですが、まだ楽天RMSに使いなれていない方は、まずは店舗構築でできる商品ページ登録・店舗デザインと、受注管理を極めて下さい。

ある程度運営に慣れてきたら、データ分析を行ったり、メルマガでユーザーとコミュニケーションを図り、具体的な売上UP施策を行っていきましょう!

繰り返しになりますが店舗の売上UPには楽天RMSを使いこなす事は必要不可欠。最初はアクセス分析の管理画面が見慣れなかったり、使い方が不明だったとしても、毎日使い続ければすぐ慣れますので、みなさんも是非楽天RMSを隅から隅まで使ってみて下さい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

運営が難しい時はコンサルタントや代行を使う手も

楽天ショップ運営するために分析や施策を行っていくのはとても難しいです。
初めての楽天ショップ運営では「なにが正しく」て「どこを間違えている」のか、判断が出来ないですよね。

そこで、楽天市場での運営が難しいと思ったときは、楽天運営代行を使うのも手です!
我々サイバーレコードは、楽天の運営代行を行っている会社で、設立から8年間で累計200社を超えるECサイト・モール内店舗運営の支援実績もあります。

楽天代行実績例

愛しとーと様・コッコファーム様・味千ラーメン様・西田精麦様・医食同源ドットコム様・ハローデイ様・プチプラ様・エバーライフ様・スイートキッチン様・くまもと菓房様・やまやコミュニケーションズ様・グリーンパラダイス様・ダイショー様・かの蜂様 etc

楽天ショップの運営でつまずいたり悩んだら弊社にお問い合せください!
最初は何からはじめていけばいいのかわからなく不安な方も、活気のあるショップを目指していきましょう!

\ 資料ダウンロードできます /

目次