なぜストアーズ(STORES)は売れないのか?理由と改善策を解説!

STORES成功の原因と改善策

初心者でも簡単にネットショップが開設できるストアーズ(STORES)ですが、開設してもなかなか商品が売れない事業者も多いのではないでしょうか。

「ショップのデザインはこだわっているのに購入されない」
「商品をたくさん登録しているのに訪問者が少ない」

そもそも「ストアーズ(STORES)でネットショップ開設することが間違いだったのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、ストアーズ(STORES)で売れない理由を明確にし、対策さえすれば売れるようになります。

本記事ではストアーズ(STORES)で売れない理由と改善策を詳しく解説します。

目次

ストアーズ(STORES)とは?

ストアーズ(STORES)とは?

ストアーズ(STORES)とは、STORES株式会社が提供している事業者向けのサービスです。
PCだけでなくスマートフォンでもネットショップ開設ができるため、誰でも手軽に利用できます。

おしゃれなデザインのテンプレートやSNS連携、アクセス解析など便利な機能があり、初心者の方でもショップ開設しやすい点が特徴です。

ファッションや雑貨、フードなどさまざまなジャンルのショップが毎月1万店以上開設されている人気のサービスです。

ストアーズ(STORES)には無料プランと有料プランがある

ストアーズ(STORES)には無料プランと有料プランがある

ストアーズ(STORES)には無料で利用できるフリープランと、便利な機能が充実している有料のベーシックプランがあります。

それぞれのプランでは月額料金だけでなく、決済手数料も異なります。

フリープランベーシックプラン
月額料金無料2,980円/月
初期費用無料0/(初月無料)
決済手数料5%3.6%

初めてストアーズ(STORES)を利用する方、まずはお試しで利用したい方はフリープランがおすすめです。また、どちらを選んでも業界最安水準で、お得に利用できます。

無料プランでできること

フリープランは月額無料でショップを開設できるプランです。
主に以下のような便利機能が利用できます。

  • 決済手段(クレジットカード・キャリア決済など)
  • デザインテンプレート
  • アイテム登録数無制限
  • 予約販売
  • 購入個数制限
  • メールマガジン
  • Instagram販売連携
  • アイテム一括登録
  • freeeなどの会計連携
  • 顧客管理
  • シークレット販売 など

無料とはいえショップ運営には十分な機能が備わっているため、まずはストアーズ(STORES)を試してみたい方におすすめのプランです。

有料プランでできること

ベーシックプランは月額2,980円の有料プランで、フリープランよりもさらに便利な機能が備わったプランです。
フリープランで利用できる機能に加え、以下のような機能が利用できます。

  • 決済手段(代引き・Amazon Pay・決済手段カスタマイズ)
  • アイテム動画埋め込み
  • 品番管理
  • 配送日指定
  • アイテム限定公開
  • 独自ドメイン など

ベーシックプランにはフリープランにはない代引きや決済手段カスタマイズがあるため、決済手段の幅が広がります。
ストアーズ(STORES)でさらに商品を売りたい方、発送作業を効率化させたい方におすすめのプランです。

なぜストアーズ(STORES)で売れないのか?

なぜストアーズ(STORES)で売れないのか?

ストアーズ(STORES)はフリープランでもベーシックプランでも便利な機能が備わっており、初心者でも運営可能なサービスであることが分かりました。

しかし、ストアーズ(STORES)でショップ運営をしても自社の商品・サービスが売れない事業者が多いのです。
なぜストアーズ(STORES)で売れないのか、主な理由は以下の5点です。

  • アクセス獲得ができていない
  • 集客できても購入されない
  • 商品に需要がない
  • 商品ページが使いにくい
  • 独自ドメインを取得していない

それぞれ解説します。

アクセス獲得ができていない

ストアーズ(STORES)で売れない理由として、十分なアクセス数を獲得できていない点があります。
ストアーズ(STORES)でショップ開設ができたとしても、顧客が来ないと意味がありません

商品・サービスはネットショップに顧客が来て初めて売れるため、アクセス獲得が重要です。
ストアーズ(STORES)にはInstagram販売連携やGoogleで集客など、アクセス獲得にも使える便利機能があります。

フリープランにも備わっている機能なので、初心者の方でも利用できます。
アクセス獲得に悩んでいる方は、まず集客方法導線を見直してみましょう。

集客できても購入されない

ストアーズ(STORES)で売れない理由として、集客できても購入されない点があります。
例え集客できても商品ページで商品が購入されないと売上に繋がりません。

商品の画像が少なかったり、商品説明が分かりにくかったりすると、商品を「いいな!」と感じても購入に繋がらない場合があります。その要因としては閲覧者の「失敗したくない「詳細が分からないから決め切れない」という不安起因している場合が多いです。
自社と似た商品やサービスを販売している競合と差別化することが大切です。

手に取れない代わりに視覚情報が判断基準になりますので、商品の画像はできるだけ多めに、商品説明は誰が見ても伝わるように書きましょう。

商品に需要がない

ストアーズ(STORES)で売れない理由として、商品に需要がない点も挙げられます。

有名ブランドやSNSで話題になっている商品でない限り、ストアーズ(STORES)での売上は伸びません。自社オリジナルデザインであっても、商品に需要が少ないからです。

同じような商品を求めている顧客からしてみれば、Amazonや楽天市場など大手モールで購入すればポイントが獲得できるのでメリットがあります。
自社のネットショップで購入するとどのようなメリットがあるのかも紹介することが大切です。

ストアーズ(STORES)にはクーポン機能があり、割引クーポンや値引きクーポン、送料無料クーポンなどが選べます。
上手く使えばリピーター獲得にも繋がる便利な機能です。競合と差別化するためにもクーポン機能を活用しましょう。

商品ページが使いにくい

ストアーズ(STORES)で売れない理由として、商品ページが使いにくい点も挙げられます。
ショップデザインもできる便利なサービスですが、レイアウトや背景が見にくいと商品ページが見にくくなり、離脱されやすくなります。

また、商品画像の詳細が分かりにくかったり、購入ボタンが見つけにくかったりすると離脱される確率はさらに上がるでしょう。
自分では見やすい商品ページでも、顧客から見ると見にくく使いにくい場合もあります。

商品ページを公開する前に第三者に確認してもらうと良いでしょう。

独自ドメインを取得していない

ストアーズ(STORES)で売れない理由として、独自ドメインを取得していない点も挙げられます。

ドメインとはインターネット上に割り当てられる住所のことです。
「.com」や「.jp」などがあり、企業のホームページやメールアドレスにも使用されています。

ドメインには共有ドメインと独自ドメインの2種類あります。

ドメインの違い

共有ドメイン

  • 1つのドメインを複数の方と共有しているドメインで、独自の文字列は使用できません

独自ドメイン

  • 自分一人で所有しているドメインを指しており、自由に文字列を作成できます。

共有ドメインのまま運営していても差別化されず、顧客にも認知されないままになってしまいます。
競合に埋もれないように独自ドメインを取得することをおすすめします。

ストアーズ(STORES)で売れるようになるには?

ストアーズ(STORES)で売れるようになるには?

ストアーズ(STORES)で売れない主な原因を解説しましたが、売れるようにするにはどのようにすれば良いのでしょうか。

売れるようになる方法や工夫は以下の5点です。

  • SEOを意識する
  • 商品ページにこだわる
  • 独自ドメインを取得する
  • 分析・リサーチを怠らない
  • 運用代行に依頼する

それぞれ解説します。

SEOを意識する

ストアーズ(STORES)で売れるようになるためには、SEOを意識することが重要です。
SEOとは検索エンジンで検索したときに、自分のウェブサイトが上位に表示されるように工夫する施策のことです。

ネットショップに訪れる顧客は検索エンジンから来た人がほとんどです。
Googleなどで検索したときに上位表示されるとショップの訪問者は多くなります。

例えば「カシミヤのマフラー」を購入したいと考えている顧客がいるとしましょう。
顧客は「カシミヤ マフラー」「カシミヤ マフラー レディース」などのキーワードをGoogleで検索します。
検索結果で上位に表示されたカシミヤのマフラーは検索した顧客の目に入りやすくなります。場合によっては取り扱っているショップページまで訪問し、商品を確認・購入していただけるでしょう。

このように、ネットショップでは検索エンジンで上位表示されると、サイトへのアクセス数が増えることで認知度が上がり、購入されやすくなります
検索エンジンからのアクセス数を増やすためにもSEOを意識したショップにしましょう。

商品ページにこだわる

ストアーズ(STORES)で売れるようになるために、商品ページにもこだわりましょう。
商品ページは顧客が商品を購入するか決める最も重要なページです。

ストアーズ(STORES)ではテンプレートやアイテム画像も多く登録できますが、見にくかったり印象に残らない商品ページだと購入されません。
また、商品画像も綺麗に映っていなかったり少なかったりすると、購買意欲もなくなり商品ページから離脱されやすくなります。

商品ページは誰が見ても見やすく、購買意欲が上がる商品ページにしましょう。

独自ドメインを取得する

ストアーズ(STORES)で売れるようになるために、独自ドメインを取得しましょう。
売れない理由の一つとして紹介しましたが、独自ドメインの取得は重要です。

独自ドメインを取得していると自社で商品・サービスを提供していることがアピールできるため、顧客からの信頼性が高まります。
また、URLをシンプルに作成できるため覚えやすく、SEO対策でも優位に立てるといったメリットもあります。

ストアーズ(STORES)では独自ドメインの設定が可能です。
ベーシックプランの月額料金はかかりますが設定は簡単で、更新料もいりません。
セキュリティ対策のSSLが自動で設定されているため、他社からのハッキングや不正アクセスからも守られている状態です。

ストアーズ(STORES)のベーシックプランに登録されている方は、独自ドメインの設定も必ず行いましょう

分析を怠らない

ストアーズ(STORES)で売れるようになるためには、分析を怠らないようにしましょう。

ストアーズ(STORES)のベーシックプランではアクセス解析機能が利用できます。
ページ閲覧数や訪問者数、平均滞在時間などネットショップの情報を分析・確認することが可能です。
分析を行うことでどのような顧客が訪問しているのかなど客層も把握することができます。

例えば、レディース向けの商品を扱う場合、女性の訪問者が多いと予測して可愛らしいショップデザインにしていたとしましょう。
しかし、分析をしてみるとアクセス数は多いものの、購入には繋がっていませんでした。さらに、閲覧者の多くが40〜50代の女性で、シンプルなデザインを好む予想外の客層が多く見られる、ということもあるかもしれません。

分析を行うことでネットショップ売り上げを伸ばすためにのデザイン変更や施策を行えるようになります。商品の売上を伸ばすためにも分析は怠らないようにしましょう。

運用代行に依頼する

ストアーズ(STORES)で売れるようになるために、運用代行に依頼することも検討しましょう。
ネットショップ開設が初めての方や運営に慣れていない方には特におすすめです。

費用はかかりますが、自分や素人ではが気づきにくい弱みやの分析や、弱みに対する対策・今後の施策をアドバイス・実行してもらえます。

売上が好調なショップでも、今後いつ売上が落ちてしまうか分かりません。
今の運営のままでいいのか、何か改善策はあるのかなど運営代行に聞いてみるのもいいでしょう。

ストアーズ(STORES)は売れないによくある質問

ストアーズ(STORES)は売れないによくある質問

ストアーズ(STORES)は売れないについてよくある質問をまとめました。

  • ストアーズ(STORES)で売れるようになるには有料プランを使うべき?
  • Amazonなどの大手モールよりストアーズ(STORES)の方が良い?
  • どのように集客すれば良い?

それぞれ解説します。

ストアーズ(STORES)で売れるようになるには有料プランを使うべき?

売上を伸ばしたい方は有料のベーシックプランに登録することをおすすめします。
無料で使えるフリープランもショップ運営には十分な機能も備わっているため、お試しで使用したい方や初心者の方には優しいプランです。

しかし、フリープランでは利用できない機能もあり、ショップ運営に慣れていない方は売上に伸び悩んでしまう場合もあります。
ベーシックプランは独自ドメインの取得やアクセス解析など、集客に重要な機能があります。

フリープランよりも充実した機能を上手に活用すれば売上を伸ばすことができるでしょう。
なお、ベーシックプランに登録したからといって必ず売れるようになるわけではありません。
商品ページ集客分析など日々の改善・施策が売上に繋がることを忘れないようにしましょう。

Amazonなどの大手モールよりストアーズ(STORES)の方が良い?

ストアーズ(STORES)は誰でも無料でネットショップ開設が可能なサービスです。
有料のベーシックプランに登録するとさらに充実した便利機能が利用できます。

Amazonなどの大手モールはストアーズ(STORES)などの自社サイトに比べ圧倒的な知名度があるため、開設初期でも集客が可能です。

競合が多いデメリットもありますが、出品にかかる手間も少なく、月の固定費も安いので大手モールで開設する事業者も多いです。

どちらもメリット・デメリットがあり、自社に合ったネットショップを開設することが重要です。
自社のネットショップ運営に不安がある場合は、運用代行を利用しましょう。

どのように集客すれば良い?

ストアーズ(STORES)の主な集客方法として以下のような方法が挙げられます。

XやInstagramなどのSNSで発信する

ネットショップを開設した後はSNSでアカウントを作成し、定期的に情報を発信しましょう。
最近はSNSが普及してきているため、多様な層の方に見ていただけます。
SNSは媒体により特徴があるので特徴にあわせた投稿内容にすることで、認知度を向上させることができます。

アフィリエイト広告を出す

アフィリエイト広告とは、成果報酬型のインターネット広告の一つです。

これは、ウェブサイトやブログに広告を掲載する人(アフィリエイター)に協力を依頼する仕組みです。アフィリエイターが自分のサイトやブログに広告を載せることで、そのサイトを訪れた人々の目に広告が触れ、多くの顧客を集めることができます。

アフィリエイト広告は、実際に商品の購入やサービスの利用があった場合にのみ報酬が支払われる方法になるため、余計な予算を割くことのない、効果的な広告手段です。

ポップアップストアや展示会に参加する

顧客に直接手に取ってもらえるリアル店舗で出展して集客を行いましょう。
ネットショップの商品画像だけでは伝わらない商品の魅力を伝えることができます。
顧客と直接交流できるのもポップアップストア・展示会の魅力の一つです。

口コミで広める

顧客がネットで商品を購入する場合は、他のユーザーの口コミを参考にします。
口コミの設定は費用もかからないのでコストも削減できます。
ストアーズ(STORES)にもレビュー機能があるので、口コミキャンペーンの施策を行うなど、積極的に活用しましょう。

上記の集客方法以外にも色々な集客方法があります。
ネットショップが開設できても勝手に顧客は増えません。
まずは商品を購入してもらえるように集客に力を入れましょう。

まとめ|ストアーズ(STORES)で売れるようになるには工夫が大事

本記事ではストアーズ(STORES)で売れない理由、売れるようになる方法を詳しく解説しました。
「ストアーズ(STORES)でネットショップ開設をすると売れない」というわけではありません。

ショップ運営に便利な機能を上手く活用したり、集客や日々の分析に尽力すれば売れるようになります。商品の販売だけでなく、集客や工夫を取り入れて売れるネットショップを目指しましょう。

また、STORESだけでなく、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどの大手モールでも同様に、運営の施策が売上に大きな影響を与えます。例えば、AmazonではSEO対策やレビュー管理が重要ですし、楽天ではポイントキャンペーンの活用が集客に効果的です。Yahoo!ショッピングでもクーポンの提供や広告の運用が鍵となります。

これらのモールでの運営代行サービスも活用することで、専門的な知識と経験を持ったプロフェッショナルが運営をサポートし、効率的に売上を伸ばすことができます。大手モールでの成功を目指すためにも、ぜひ多方面での工夫と運営代行サービスの活用をご検討ください。

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